内容説明
TPPは、食の安全と農業を破壊する!?遺伝子組み換え食品をめぐるさまざまな問題をやさしく解説し、その危険性を明らかにする。
目次
1 遺伝子組み換え食品の基礎(遺伝子って何ですか?;バイオテクノロジーとは何ですか? ほか)
2 遺伝子組み換え種子・添加物・動物(日本でも遺伝子組み換え種子による汚染が広がっているって本当ですか?;遺伝子組み換え汚染が、農家などに経済的損失をもたらしている? ほか)
3 遺伝子組み換え食品の安全性(遺伝子組み換え作物に用いられる除草剤は安全ですか?;遺伝子組み換え食品は安全ですか? ほか)
4 TPPと遺伝子組み換え食品(TPPとはどんなものですか?;TPPで食の安全は守られるのでしょうか? ほか)
著者等紹介
天笠啓祐[アマガサケイスケ]
1947年東京生まれ。早大理工学部卒。現在、ジャーナリスト、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表、市民バイオテクノロジー情報室代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さき@merry
12
ほんの数年前、定年間近の生物学の教授が「遺伝子組み換え食品(GMO)が体に悪いわけないだろう」と笑い飛ばしていたのを思い出した。日本での認知度はまだ低いと思うが、環境、生産効率、健康面で害でしかないことを知った。何故出回っているのかといえば、一部の企業が得をする仕組みがあるためだ。極力避けて購入したいと思うが、おかしな法律のせいで表示ではGMOを見付けられない場合もある。ゆっくりと、私達は蝕まれているのかもしれない。GMOに留まらず、クローンやiPS細胞、TPPにも言及しており、幅広く学べる一冊。2016/10/16
うるの
3
堤さんの本で遺伝子組み換え食品の話題が出ていたので、あまり詳しく知らないなぁと思い、図書館で目に入ったこちらを読んでみました。なんとなくでしかなった知識がすっきり整理できたので読んで良かったです。遺伝子組み換えは「悪」という内容ですが、科学の目線から言うと、技術の発展によって安定的な食物供給が見込めるというのも確か。もちろん安全性をしっかり担保していればの話ですが。私は完全否定もできないのかなと思ったりします。2019/07/20
こ~じぃ。。
1
遺伝子組み換え種子を握る一部企業の戦略で広がりを止められない(◎_◎;)2016/10/05