ファブリーズはいらない―危い除菌・殺虫・くん煙剤

渡辺 雄二【著】

緑風出版（2009/12発売）

• サイズ B6判／ページ数 176p／高さ 19cm
• 商品コード 9784846109141
• NDC分類 574
• Cコード C0036

内容説明

「ファブリーズ」を、背広やカーテン、カーペットなどにスプレーしているテレビＣＭ―「でも、どこかおかしい！」「汚れやニオイはどうなるの？」除菌・消臭スプレーのほかにも、トイレ用消臭スプレー、くん煙剤、ゴキブリ退治スプレー、殺虫剤、防虫剤など、除菌や殺虫、防虫のための製品が、ドラッグストアやスーパーなどに溢れんばかりに陳列されています。しかし、それらは安全なものなのでしょうか？また、本当に必要なものなのでしょうか？本書はこうした商品をひとつひとつ総点検します。

目次

Ｐ＆Ｇ「ファブリーズ」は使ってはいけない
「リセッシュ」「ルックきれいのミスト」も使ってはいけない
「トイレその後に」は化学物質過敏症の原因となるか？
「バルサン」に含まれるあぶない成分
「ゴキジェットプロ」を使わない方法
蚊取り線香は必要か？
「パラゾール」を使わなくてもすむ方法
無臭防虫剤の危険性
虫よけスプレーは使わないほうがよい
殺虫プレートを吊るしてはいけない
「ブルーレット」「セボン」は必要なし
入浴剤はほとんど効果なし
まずは家庭内から化学物質を減らそう

著者等紹介

渡辺雄二［ワタナベユウジ］
１９５４年生まれ。栃木県出身。宇都宮東高校卒、千葉大学工学部合成化学科卒。消費生活問題紙の記者を経て、８２年よりフリーの科学ジャーナリストとなる。以後、食品、環境、医療などの諸問題を、「朝日ジャーナル」「週刊金曜日」「中央公論」「世界」などに執筆・提起し、現在にいたる。とくに合成洗剤、食品添加物、ダイオキシンなど化学物質の毒性に詳しく、講演も数多い（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[更紗姫]

生乾きの雑巾臭さを身にまとう電車の中の男の子達！ファブリーズくらいしなよ、って思う私はいつの間にかしっかりＣＭに洗脳されてたんだ。ファブリーズは根本解決じゃない、どころか「身体に悪い毒」だって。昨今の清潔志向・除菌ブーム、どこまで行くんだろうと違和感を感じていたが、それは「作られた需要」だから。なるほど～と納得するも、私の無意識につけこんでくる商品宣伝を意識的に判別するなんて、難しいよ。出来るだけＴＶを視聴する時間を減らす、くらいから始めるかな～？ホウ酸団子の作り方、チェック。

2016/09/22

[tubaki]

経済原則：本当に必要なものは宣伝しなくても売れる。必要のないものはＣＭ等でしっかり宣伝しなければならない。 本当に必要か？考える力を消費者はつけなければならないと感じた。便利なもの、実は環境汚染や人体の抵抗力減少を招いているかもしれないのか？

2011/06/08

[コモックス]

昔からファブリーズやトイレの消臭剤に疑問を抱いていた。この本を読んで納得。CMやTVで見慣れてくると、安心商品だと勘違いしているものが多々あるがこれから気をつけようと思う。化学薬品から遠ざかり、自然に限りなく近づく生活が大事。

2016/04/08

[ねええちゃんvol．2]

★★★　※蚊取り線香よりも「電撃ラケット（500円）」・・欲しい。※虫よけスプレー使用後はシャワーで流そう。※入浴剤は無意味、使うなら天然の湯の花を。

2012/06/05

[ｒｉｅ]

図書館で斜め読みをした。後日、自宅トイレから消臭スプレーが消えました。

2010/05/04