内容説明
「温暖化防止のために原子力発電を」とか、「地球に優しいエネルギー」と盛んに宣伝されています。原発が温暖化防止に役立っていると政府や電力会社などは主張しているようですが、ほんとうですか?石油や石炭などの化石燃料を燃やすのとは違い、核分裂からはCO2は出てこないから、原発のCO2発生量は少ないということですか?実際はどうなのですか?チェルノブイリ原発事故や柏崎刈羽原発の震災を考えると、取り返しのつかない危険性のほうがずっと大きいと思うのですが?本書は、これらの疑問にやさしく答え、原発が温暖化防止に役立つというウソを明らかにする。
目次
1 原発が地球を救う―?
2 原発の危険性をどう見るのか
3 原発はほんとうに有効か
4 原発こそが温暖化を促す
5 脱原発へ
6 資料
著者等紹介
西尾漠[ニシオバク]
NPO法人・原子力資料情報室共同代表。『はんげんぱつ新聞』編集長。1947年東京生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科中退。電力危機を訴える電気事業連合会の広告に疑問をもったことなどから、原発の問題にかかわるようになって35年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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