内容説明
カップルのパートナーシップの形は、法律婚だけでなく、結婚を選ばない事実婚や、結婚を選べない同性間パートナーシップなど、近年、多様化している。だが、社会の理解や法的保護が不充分なため、そうしたカップルの権利を守ることができず、さまざまな問題が発生している。本書は、実際の生活における問題点を取り上げその対応策を提案し、パートナーシップをめぐる世界的な動きを紹介しながら、新たなパートナーシップ制度を考える。
目次
1 パートナーシップとは
2 結婚制度
3 事実婚
4 同性のカップル
5 パートナーシップ制度
6 生活や権利を守るために
7 子どもとの関係
8 全体の課題
著者等紹介
杉浦郁子[スギウライクコ]
中央大学・成蹊大学・関東学院大学・武蔵大学非常勤講師。社会学専攻。主な問題関心はレズビアンによる社会運動
野宮亜紀[ノミヤアキ]
東京生まれ。早稲田大学第一文学部心理学専修卒業。1998年より、性同一性障害/トランスセクシュアル/トランスジェンダーの自助支援グループ「Trans‐Net Japan:TSとTGを支える人々の会」運営メンバー。和光大学非常勤講師
大江千束[オオエチズカ]
1960年東京都生まれ。東京中野にあるレズビアンとバイセクシュアル女性のためのコミュニティ、LOUD(ラウド)の代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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