内容説明
労働運動の低迷と社会的影響力の後退、組織率の低下など労働運動の危機が叫ばれて久しい。アメリカ労働運動のニューボイスの登場とアメリカ労働総同盟・産業別労働組合会議(AFL‐CIO)でのニューボイス派の勝利、そして運動の昂揚と分裂に至る理論と実践を総括。社会運動ユニオニズムとしての新しい労働運動の可能性を提起する。
目次
国際労働研究センター10年:一つの軌跡―新しい運動潮流にひきつけられて
第1部 ニューボイスの歴史的位置
第2部 グローバル化の下での労働運動の戦略
第3部 改革派の運動
第4部 労働者教育の広がり
第5部 日米のつながり
第6部 アメリカ労働運動から学ぶ