私たちの仲間―結合双生児と多様な身体の未来

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私たちの仲間―結合双生児と多様な身体の未来

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846104214
  • NDC分類 493.94
  • Cコード C0036

内容説明

結合双生児、インターセックス、巨人症、小人症、口唇裂…多様な身体を持つ人々。その中でも、もっとも独特な身体と思われる結合双生児は、いったい本当に異常といえるのか?実際、彼ら自身はどう感じているのか?医者はなぜ結合双生児を分離したがるのか?一人を犠牲にしてでも分離するべきなのか?親や医者はなぜ「正常化」したがるのか?本書は、人種差別から医学裁判まで、身体的「正常化」の歴史的文化的背景をさぐり、独特の身体に対して治療でも同情でもなく、変えるべきは身体ではなく、人々の心ではないかと問いかける。

目次

第1章 結合双生児は個人であるのか
第2章 分離手術をするべきかしないべきか
第3章 一人を犠牲にしてでも分離するべきか
第4章 アイルランドの巨人を解放せよ
第5章 新しい時代の正常な身体とは

著者等紹介

ドレガー,アリス・ドムラット[ドレガー,アリスドムラット][Dreger,Alice Domurat]
Lyman Briggs School of Science at Michigan State University助教授。1995年、医学の歴史および哲学に関する研究で、Indiana Universityで博士号取得。インターセックス、小人症、口唇裂、結合双生児の社会的理解を高めるために活躍中

針間克己[ハリマカツキ]
東京大学医学部医学科卒業。東京大学医学部大学院博士課程終了。医学博士。日本性科学学会幹事長。性同一性障害研究会理事。Harry Benjamin International Gender Dysphoria Association会員。専門は精神医学、性心理障害
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホレイシア

10
こういう本につい手が出るのは、自分が幼い頃から「何か人と違う」という意識の中で生きてきたからかもしれない。喘息とアトピーがあるだけで別に体が不自由なわけではないが、どこかに差別を感じてきたことは確かなのだ。思わず笑ってしまったのは、思ったとおりお約束的に引用されていたレビ記の一節「だれでも身に欠陥のある者は、神のパンをささげるために近づいてはならない」云々。旧約と新約の間にどういう解釈が入り込んでいるかは百も承知だが、一度でもこういうことを口にしたものを、私は「神」とは断じて呼ばない。2009/04/28

ときわ

2
以前インターセックスの本を読んだことがある。『赤ちゃんの時手術をされ、以後何度も手術を繰り返す苦痛。それでも標準とされる身体とは違うという悩み。なぜ生まれたままの姿で生きることがいけないのか。少なくとも手術は子供が自分で決めることができるようになってからにするべき。』という主張で、私はほんとにそうだなと思った。それなのに、結合双生児に対しては『切り離すことができるのなら切り離す』ということに全く疑いを持ったことがなかった。この本を読んで一番衝撃を受けたのがそのこと。(コメントに続く) 2016/06/10

JIRO

0
「異形の愛」と合わせて読むといい。2014/01/09

ぼんのくぼ

0
なぜインターセックス治療の問題に関わるようになったのかと当事者に問われた著者は、しばらく考え、それは自分がもつ遺伝的特徴に、長年悩まされてきたからだと思い至った。すなわちXX症候群である。…というくだりに、しびれました。まさにそう! そこから考えるとどんな身体差別問題も地続きで理解しやすい。私の興味もまさに、そこからです。2012/07/05

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