内容説明
オランダなどの安楽死合法化で世界の安楽死論議が揺れ動くなか、安楽死でもないものが安楽死とされるなど、混乱する日本の安楽死論議。高齢社会が到来し、終末期医療の現場では安易な「安楽死ならざる安楽死」も噂される。本書は、安楽死や尊厳死をめぐる諸問題について、その定義から歴史、医療、宗教・哲学まで、さまざまな角度からわかりやすくQ&Aで、あなたの疑問に答えます。
目次
日本でも安楽死が実行されているのですか?
そもそも安楽死って、何ですか?
オランダではなぜ、安楽死を法律で認めたのですか?
カレン事件って何ですか?
アメリカなどでも、安楽死を法制化する動きがあるのですか?
安楽死論議はいつからあるものなのですか?
文学などで安楽死はどんな描かれ方をしていますか?
ヒトラーのナチスも安楽死を実行していたのですか?
日本の安楽死論議はいつごろ、どんな内容で始まりましたか?
安楽死を推進する人たちには、どんな理由があるのでしょうか?〔ほか〕
著者等紹介
小笠原信之[オガサワラノブユキ]
新聞記者を経てフリージャーナリスト。1947年、東京都生まれ。北海道大学法学部卒業。医療・生命、環境、原子力、労働、アイヌ差別などの問題に関心をもち、著述活動を続けている
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