出版社内容情報
東京オリンピック、デルタ株、総選挙、そしてオミクロンの兆候。コロナ禍における社会の動向を定点観測する企画の第4弾!
内容説明
新型コロナの感染者数が増加の一途をたどり、緊急事態宣言が出される中、東京オリンピック・パラリンピックが強行された。8月20日には、全国の感染者数は過去最大の2万5992人となる。そして年末には、オミクロン株による感染拡大の兆候が…。コロナ禍はいつまで続くのか。不安はいつ霧消するのか。本企画では、コロナ禍の社会を定点観測する。シリーズの第4弾となる本書では、2021年の下半期が観測の対象となる。
目次
医療―デルタ株、ワクチン、そして東京オリンピック(斎藤環)
貧困―貧困の現場から見えてきたもの4(雨宮処凛)
ジェンダー―コロナ禍とジェンダー4(上野千鶴子)
メディア―メディアと権力、医師、製薬会社の見えざる関係(大治朋子)
文学・論壇―「戦場」を追うノンフィクション、「日常」を描くフィクション(斎藤美奈子)
ネット社会―台頭する維新の前で空転する意識のアップデート(CDB)
日本社会―コロナ禍中脱力ニュース(二〇二一年後半)(辛酸なめ子)
日本社会―アベノマスク論ザ・ファイナル(武田砂鉄)
哲学―コロナ禍と哲学4(仲正昌樹)
教育―第五波の中の学校(前川喜平)
アメリカ―新型コロナ日記インアメリカ特別編(聞き手 森達也)(町山智浩)
経済―コロナ火事場経済の「前門の虎」と「後門の狼」(松尾匡)
東アジア―コロナ禍と東アジア(ポスト)冷戦4(丸川哲史)
日本社会―忘れたくない。慣れたくない。(森達也)
ヘイト・差別―ジェノサイドへの道のりを眺めているわけにはいかない(安田浩一)