大菩薩峠 都新聞版〈第1巻〉

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大菩薩峠 都新聞版〈第1巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 307p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784846012953
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

都新聞に連載された「大菩薩峠」は、単行本化されるにあたって全体の約三〇%が削除されている。なかでも、本巻に収めた第一回連載分は削除された割合が高く、四〇%以上に及ぶ。『大菩薩峠』の連載時と単行本でのテクストの異同については、これまでにも何度か指摘されてきたが、むしろ単行本化の際に書き込まれて洗練されたというのが定説であった。実際には、大きな加筆があるのは冒頭部分だけで、それ以外の箇所はほぼすべて、連載時のテクストから文章を取り除くかたちで編集されている。

著者等紹介

中里介山[ナカザトカイザン]
明治18(1885)年、神奈川県西多摩郡羽村(現、東京都羽村市)生まれ。13歳で上京し、電話交換手、小学校教員となり、平民社周辺の社会主義運動に参加。その後、社会主義を離れ、明治39年に都新聞社(現在の東京新聞社)に入社する。明治42年に初の新聞連載小説を執筆し、未完の大作となる「大菩薩峠」は大正2(1913)年より連載を開始。都新聞での連載終了後は、東京郊外に居を構えて、大阪毎日新聞(東京日日新聞)、国民新聞、読売新聞、介山が出版する雑誌『隣人之友』などに書き継いだが、昭和19(1944)年に腸チフスにより逝去。享年59歳

井川洗〓[イガワセンガイ]
明治9(1876)年、岐阜県生まれ。日本画の富岡永洗に師事し、明治39年からは都新聞社に入社して、新聞連載小説の挿絵を描いた。時代物を得意とし、その後『講談倶楽部』の表紙や口絵によって注目されると、『キング』、『冨士』、『少女画報』などでも筆を揮い、挿絵専業画家の先駆者となった。昭和36(1961)年に死去。享年85歳

伊東祐吏[イトウユウジ]
1974年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了。専攻、日本思想史。現在、文化学院非常勤講師、法政大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みつ

22
10数年前に筑摩書房版で全巻読んだ作品(ただし、作者の死により作品自体は未完)。今回は新聞連載当時のもので、後に単行本化された際、その3割(第一巻に至っては4割以上)削除されたとのこと。それだけに主要人物は入れ替わり登場しつつ、まだ物語は始まったばかりの印象をより強く受ける。天保13年の物語(p50)がいきなり「考察を抜きに、今まで書いた時代を暫らく離れて(中略)今や天下大乱の兆が現れた時勢」(p174)に変わっているのも、物語の行く末を暗示している様。ここでの連載中断も、当時の読者は途方に暮れたのでは?2023/01/29

きょちょ

16
学生時代からずっと気になっていた作品。未完だからと手を付けなかったが、あるきっかけで読む決心。実に面白い!都新聞に連載されたのをそっくりそのまま、毎回の挿絵も楽しい。主人公、机龍之助は善人なのかそうでないのか。何も言わずいきなりお松のお爺さんを、胴から上下真っ二つに切って捨ててしまうなど、どうも善人とは言えない。ニヒルなのだが、女房とくだらない夫婦喧嘩をする人間らしさも。主人公たちの年齢が変わらず、天保からいきなり幕末になってしまうのは作者のご愛嬌。この時代背景の方が面白いと思ったのだろう。★★★★★2016/02/07

あけの

5
面白かった!! 文章に流れがあってよみやすくて今後の展開がきになる2020/08/22

ko-sight

5
昨年大菩薩峠へ行き、最近ケーブルTVで映画を見た。大正時代の作品だが、講談のような文体でわかりやすかった。ヒールな机龍之介がこの後どうなるのか気にかかる。2018/10/18

YOUCO19

4
先日大菩薩嶺登山をした。この山は「大菩薩峠」として有名だな、と思ったのでどんな話か読んでみた。新聞に連載していたこの小説はベストセラーとなり映画化、舞台化されただけあって、内容はわかりやすく、又この本も両開き1枚が一つのお話で全てに振り仮名が振ってあり、カットもあるのでまるでテレビを見ている感覚。絵があるおかげでともて読みやすかった。長年にわたり連載された話はまだまだ続きそうだが(ラストも気になるが)キリがないのでとりあえず1巻で読了する。しかし主人公の机龍之介は無慈悲な男でした。2016/05/20

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