内容説明
OECDによる大学版PISA=学習到達度調査が数年後に行なわれ、「外圧」として日本の大学に壊滅的なショックを与える。「大学版PISA」の特徴とその対策を、綿密な取材に基づいて検証する。
目次
第1章 PISAが与えた「教訓」(偏差値とは何か;広辞苑に偏差値の意味が登場したのは第4版から ほか)
第2章 「大学版PISA」がスタートする(OECD事務総長が非公式教育大臣会合で提案;文部科学大臣が参加の意思を表明 ほか)
第3章 真面目な大学生の増加は歓迎すべきか(大学生の授業出席率が上昇;ICカードで出席を管理。「代返」は死語に ほか)
第4章 「大学版PISA」に対応できる教育の先例(重箱の隅をつつく知識問題が今も多出;大学の「作問能力」が低下している)
著者等紹介
黒木比呂史[クロキヒロシ]
教育ジャーナリスト。(株)拓文社企画編集事務所・代表取締役。1958年、鹿児島県生まれ。県立鶴丸高校から筑波大学第二学群比較文化学類卒業。受験雑誌『私大進学』記者を経て、1986年から現職。NHKテレビ『教育トゥデイ』などで解説を務め、著書に『検証大学改革』『迷走する大学 大学全入のXデー』(いずれも論創社)、『芝浦工業大学の21世紀戦略』(日経BP企画/共著)、『高校受験推薦入試合格マニュアル』(駸々堂出版/共著)、がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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