感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Fumitaka
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有名な„Freiheit nur für die Anhänger der Regierung, nur für Mitglieder einer Partei - mögen sie noch so zahlreich sein - ist keine Freiheit“は、「きれいな非民主的体制」などありえないと指摘すると同時に、「不寛容にも寛容を」という論説を許してはいけない理由も説明している。これ僕なんかは当然の前提だと思うんですけど、マジでわからねえというか自分だけは別だと思う人いるんだよな。2019/08/27
Rotes Meer
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『ロシア革命のために(Zur russische Revolution)』は、ローザ・ルクセンブルクが獄中で執筆した草稿である。P.レヴィによるその出版以降、本草稿は常に政治的論争の渦中にあり、とりわけボリシェヴィキ批判の書として過剰にクローズアップされてきた。確かに、彼女はボリシェヴィキを痛烈に批判したし、あるいは状況理解を欠くような指摘も見られた。だが、同時にボリシェヴィキの陥ってる苦境と誤謬は、「ドイツのプロレタリアートの沈滞とドイツ帝国によるロシアの占領が出発点と終点をなす因果の鎖に(続く)2020/11/09