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相対性コム デ ギャルソン論―なぜ私たちはコム デ ギャルソンを語るのか

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  • サイズ B6判/ページ数 399p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784845912995
  • NDC分類 589.2
  • Cコード C0077

内容説明

1969年に誕生、1981年にパリ進出以来、クリエイション全般に大きなインパクトを与え続けるコム デ ギャルソンを問題提起的、思考実験的、体験的、さまざまなアプローチから照らし出す。

目次

1 輪郭的問題提起的コム デ ギャルソンとは何か?(「座談会」建築、設計、コム デ ギャルソン―デザインと構造分析からコム デ ギャルソンを解体する試み;アフター・コム デ ギャルソン―東京デザイナーの現在 ほか)
2 分析的領域横断的少女・少年・性・カワイイ(「対談」少女性から思考する建築とファッション―妹島和世と川久保玲;性差を突きつける/突き破る―コム デ ギャルソンと近代ファッションシステム ほか)
3 思考実験的コム デ ギャルソンの先を読む(生の危うさ―キュレーションのためのノート;コム デ ギャルソン運動体分析試論 ほか)
4 体験的実感的個人的体験からのコム デ ギャルソン論(「対談」私たちのコム デ ギャルソン論―なぜコム デ ギャルソンを着るのか?をめぐって;「写真」People in COMME des GARCONS 2 in Paris/STREET MAGAZINE 1989‐1996 ほか)
5 データ的歴史的コム デ ギャルソンを歴史的に検証するためのツール(COMME des GARCONS以前のコム デ ギャルソン―1970年代が可能にしたCOMME des GARCONS;年譜・川久保玲とコム デ ギャルソン ほか)

著者等紹介

西谷真理子[ニシタニマリコ]
1950年生まれ。東京都立大学卒業後、文化出版局に入社。80‐82年パリ支局勤務。『装苑』『ハイファッション』他に在籍し、2011年3月定年で退職。以後2012年6月まで「ハイファッション・オンライン」のチーフエディター。現在はフリー。2011年秋に東京オペラシティで開催された「感じる服、考える服:東京ファッションの現在形」展共同キュレーターを務め、カタログを編集。2010年から2011年にかけては、後藤繁雄主宰のSuper School「ファッションを記述する」で講師も。2013年4月より、京都精華大学ポピュラーカルチャー学部ファッションコースの特任教授に就任予定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Islay

8
いわゆるハイファッションなどという装いとは縁遠いけれど、こういった本の企画が成されるくらいにCOMME des GARÇONSの服は誰しもが語りたくなるのだろう。しかし、これだけの(多様な)語り部を擁してさえ、(もとより全貌が見えるなどとは端から思いはしなかったが)依然としてしっくりこない、その片鱗すらほとんど見えてこないというのは、私自身の理解力の乏しさを考慮しても、元来が言葉との親和性はあまり良くないのかも。もっともそれは、きっとこのブランドの生粋のファンの方々からすれば、当然過ぎるほど当然なのかも…2016/03/25

sei

4
この本を読んでもコムデギャルソンのことは分かりませんで、美術手帖も読みました。論点がばらけていて浅いのだけれど、唯一メンズの追求が足りないと批判していた人のインタビューがおもしろかった。ギャルソン…少年とはもっと粗く汚いもの。コムデギャルソンの少年性は削り取られ漂白されているというコメント。ヤンキー文化のかっこよさを上手くアレンジしたのがD&G。なるほど。木の無垢材のオモチャしか与えないみたいなオシャレ育児も後々良くないのだなあ。カワイイが軸にある服らしいので、私が着ることは一生ないと思います。2017/05/04

ミズグ

4
さーーっと読んだけど、大体同じようなことが書いてあるように感じた。けれども、なかでも千葉雅也さんのパートは面白かった。ギャルソンを批判してる。ギャルソンの「少年のように」っていう少年の脱性的感に対して「下品さ」が欲しいとの主張が面白かった。おしゃれで脱色された俗っぽいものを退けてきた代償として、ギャル男の文脈にこだわり、ジャージに対するフェティシズムを持つ所以とのこと。2013/06/21

YJ

2
つまり、ドーバーストリートマーケットの内部の空気感はかわいいと表現できるんじゃないかなと。最近のマンモスの意味不明さがよい。少年のようにってのは絶妙。2014/09/20

フィ

2
対談と評論集。結構厚い。建築との比較、「かわいい論」的分析は面白かった。2014/02/02

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