内容説明
マンガ家・福満しげゆき初の活字本は、不安定な社会を生きるための小規模な人生論。福満マンガの秘密がわかる、語り下ろしインタビュー。
目次
１ モテなくて失敗の日々（モテないだけの、無意味なだけの、絶望の日々；再び、やめていた漫画を描き出した！ ほか）
２ 不景気と社会と僕（僕はどうやら、団塊ジュニア世代で、可哀想らしいのです！；ゆとり世代に年下世代…世代について考えます ほか）
３ マンガ家という仕事（「マンガ家で食っていく」ということ；小規模なマンガテクニック講座 ほか）
４ 日々と日常とこれから（マンガをずっと描いてるので変化もない日々です；怖いけど、これからのことも考えます ほか）
著者等紹介
福満しげゆき［フクミツシゲユキ］
漫画家。１９７６年東京生まれ。工業高校中退後、定時制高校に入学。卒業後、夜間大学に進学するも中退。コンビニ、ガソリンスタンド、新聞配達などさまざまなバイトをしながらその合間に作品を執筆。「ガロ」でデビューしたのち、現在は「モーニング」「漫画アクション」ほか各誌で連載中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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majiro
16
積読になっちゃって、結構、数年振りで福満さんの著作を読んでみて気がついた。この人は、特にこのくらいの世代の、すごく多くの男性の、代弁者だったんだよな〜。2017/11/19
fuzzsause＠のど飴なめよ
14
かなり読みやすい。内容は『僕の小規模な失敗』『僕の小規模な生活』の活字版といった感じで、少しイメージとは違いました。 福満先生を知らないで、漫画も見たことない人が読むとこの漫画家さん・・・気持ち悪い！って思ってしまうかも(^-^; 自分にもネガティブな面あるので、共感できる部分もあります。（私的な感想です） 映画DVD感想文は、参考になりました。2012/06/10
とら
10
福満作品、漫画はほとんど持ってるので活字に手を出す。学生時代の話が面白すぎるのでこれも詳しく漫画にして欲しいなと思いつつ、もう十分かなとも感じる。あるひとつのパワーが原動力で動いていたその時代、しかし著者は結果的に勝ち組である。ここから、異常な執着を見せればいつか成就するのではないかと考えたくなるが違う。「何でもいいや」と思える気持ちも大事だ、と言っているように、偶然の要素が多すぎる世の中、前もって考えることはムダなので、流れに身を任せるようにするのがよい、と”思える気持ち”が大事なのだと。そうだなあと。2018/01/03
あび
9
保障も無く、いつ足元がすくわれるかも分からない漫画稼業。これに就いていくことの厳しさ、不安定さが伝わってきた。とはいえ、今では売れっ子作家となりガンガン稼ぎまくっているようでよかったですね。2017/05/04
yk
7
まんがと同じ感じの文章で、まんが読んでるみたいだったｗ おもしろいな～。何を読んでも妻と出会えてよかったとしか思わないｗ 大変な人生を送られています。2021/03/24
