内容説明
優れた脚本には最高の秘密がある。本格派シナリオの書き方。
目次
リアルな物語をうまく語るには
映画的なストーリーをうまく語るには
ストーリーを前進させ続けよ
名シーンをつくるには？
ひねりと転換、「秘密」と「嘘」の使い方
何についての映画なのか？
語るより映像でみせる
登場人物には見た目以上の魅力がいる
登場人物は変化し、成長しているか？
効果的なセリフをつくる
映画的スタイルを確立する
観客たちのどよめきを求めて
著者等紹介
シーガー，リンダ［シーガー，リンダ］［Ｓｅｇｅｒ，Ｌｉｎｄａ］
ハリウッドで活躍する著名なスクリプト・コンサルタント。映画やテレビ番組を中心に、１９８１年から手がけた脚本は二千本以上に及ぶ。また、メジャーなテレビ局（ＡＢＣ、ＣＢＳ、ＮＢＣ等）や映画会社（ディズニーやターナーなど）、米国アカデミー賞協会、カリフォルニア大学、アメリカン・フィルム・インスティテュートをはじめ、二〇カ国以上で脚本術の講義やセミナーを行なっている
菊池淳子［キクチジュンコ］
翻訳者。早稲田大学教育学部国語国文科卒業。同大学院教育学研究科英語教育専攻修士課程終了。カナダ・トロント大学大学院演劇科卒業
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
4
いい本でした。面白かったです。でもその代わり、映像を見ていて、どういう意図でその人物を出したか、どういう意図で演出したか解ってしまうことがあって、逆にピュアに驚けなくなる場合も出てきました。 専門家が描くと凄いですね。
greenman
3
この本は実際にシナリオや、ストーリーや、プロットを作っている人達を対象に書かれているので、内容はかなり専門に踏み込んでいる。様々な映画を例に出して、いい映画を作るための脚本とはどういうものかを説明する。著者が一番いいたかったことは、どのような構成でシナリオが練られたとしても、観客の心にしっかりと残るような映画をつくりなさいということだろう。この本の手法は、小説を書く上でも参考になる物も多く含まれているのではないだろうか。2010/01/15
緑色と風
2
ハリウッド映画のおもしろさの秘密がここにある。特に「何についての映画なのか？」には世代別のテーマについて簡潔にまとめられている。ここに書かれていることを意識して各ＤＶＤを観直していると、いたずらを仕掛けた子供がうまくいくかどうかワクワクして待っているかのように、監督や脚本家が観客を喜ばせる仕掛けを練ってる姿が浮かんできた。ちなみに、Linda Segarは、シーガーなのか、シガーなのか？
きたむらさんえ
1
シナリオ勉強に役立つ。個人的に好きな『トッツィー』『ビッグ』『ゴースト／ニューヨークの幻』がちょこちょこ出てくるので嬉しい。また、『アメリカン・ビューティー』『L.Aコンフィデンシャル』『ユージュアル・サスペクツ』など、ケヴィン・スペイシー出演の作品が多数出てくるので、筆者が好きな役者なんだろうと想像がつく。2020/12/17
swan
1
他の作品を読んだこと前提だった為、消化不良。でもすごく良いアドバイスをいただいたと思う。2009/12/07
