内容説明
HIV感染の国会議員による命の叫び!―厚生官僚に「人間のゴミ」と言われながら…1800人もの罪なき血友病患者を「HIV感染」という地獄に突き落とした「薬害HIV問題」。「国による殺人」というべき悲劇は、なぜ最悪の結果になるまで食い止められなかったのか。この問題を引き起こした厚生省のシステムを、今どのように改革すべきなのか。人間としての誇りを守るために闘った元大阪HIV薬害訴訟原告代表が、日本の「福祉」の現実に鋭く迫る。
目次
はじめに 「人間のゴミ」扱いされた“絶望の淵”より…
1章 今後、厚生官僚は私を無視できるだろうか?
2章 第二の「薬害HIV問題」を生まないために
3章 「国による殺人」はこうして行なわれた!
4章 「治療」と「差別」―今後の問題点
5章 妻へ、そして両親へ