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ロング新書
TPP興国論―元財務官僚の日本が強くなるシナリオ

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  • サイズ 新書判/ページ数 346p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784845409013
  • NDC分類 678.3
  • Cコード C0230

内容説明

最初にお断りしておきますが、この本は、日本が無条件でTPP参加国になることを主張する趣旨の本ではありません。日本が真の自主独立国家として、繁栄と国際社会における名誉ある地位を築くために、TPPが千載一遇のチャンスになるものであることを示そうとするものです。しかし、私たち日本人にそのような覚悟ができないというのであれば、TPPに積極的に賛成することは難しくなると思います。ただ、TPPに反対する方も、反対する前に知っておいてほしいことがあります。この本を読んだ上で、やはり反対だというならば、それに代わる日本の現実的な繁栄の姿を描き、しっかりと語ってください。

目次

第1章 ほとんどの国民は、TPPの本質を知りません!
第2章 TPPがわかる基礎講座―TPPの正体
第3章 TPPで日本は滅びません(真の食料安全保障を確立するために 農業問題;国民の健康の安心を築くために 医療問題;黄金の国・日本は、美味しい投資対象か 金融問題、投資;TPPは日本人の雇用を奪い、格差を拡大するのか? ヒト問題、その他)
第4章 TPPは、日本の希望になる!(「日本新秩序」へのバージョンアップ!;TPPを迎え撃つ最強の日本になる;「生き甲斐を感じる」社会を創る)
第5章 TPP興国論 日本が強くなるシナリオ

著者等紹介

松田学[マツダマナブ]
東京大学経済学部卒業後、1981年大蔵省(現財務省)入省。西ドイツ留学、洲本税務署長、大阪国税局査察部長、大蔵省大臣官房企画官、成田税関支署長、内閣官房内閣審議官、横浜税関総務部長、財務省関税局関税企画官、同監視課長、国土交通省北海道局予算課長、財務省関税局管理課長、東京医科歯科大学教授(出向)、(独)郵便貯金・簡易生命保険管理機構理事(同)、預金保険機構金融再生部長(同)等を経て、2010年4月に退官。公職の傍ら「日本の復活・再生」に向けて政策論を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

安国寺@灯れ松明の火

9
岩井克人氏の著書に「利潤は本質的に『差異性』からしか生まれない」という印象深い言葉がありました。かつては、安価な労働力や特殊な生産設備を持つことで「差異性」を確保できた時代があったものの、経済のグローバル化が進むにつれて、そのような方法は次第に困難になってきたといいます。であれば、今後は何から「差異性」を生み出すのか。そのために国際ルールが必要となるならば、それは何か。「とにかくTPPに乗り遅れてはならない」と考える前に、そうした冷静な視点を持つことが問われていると私は思います。2012/06/29

MAT-TUN

5
櫻井よしこさんの本かとおもったら違った(笑)この表紙はひどいんじゃないか。それはともかく、TPP反対論の論点を丁寧に拾いつつ、異なる結論(=TPPは日本のメリットに変換可能)を導いているので、中野先生の本などと対照的に読むと自分の頭を整理できると思う。ただ、前向きな発言が多いが、交渉ごとに臨むにあたりこんなに楽観的でいるのは良くないと思う。2012/03/26

サムライマニア

3
★★☆☆☆ 引用元がわかればもっとよかった、、2016/11/30

コロン

3
ディベートの議題がTPPに日本は入るべきかどうかだったので、読みました!なんとなくメディアの報道からTPPに入ると日本に不利なことばかりなんだと思っていたけど、この本のおかげで見方が変わりました。2016/11/20

jack

3
根拠がない。聞こえの良いフレーズと、意味不明な抽象論で構成されている。元官僚って、最近の国民が未だに、「難しい事はわからない」・「四文字熟語か1フレーズでの説明が一番」なんて思っているんだろうか。 ☆ 0.12013/09/21

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