内容説明
江戸庶民は、前向きでプラス思考。貧しくても、常に明るく豊かに生きるために知恵を働かせた。その生き方を「陽にとらえる」という。いま、不況、家庭崩壊、社会不安で、閉塞感に捉われている現代人。陽にとらえて、失ったものを取り返しにいこうではないか。
目次
1 今、必要なのは人と人との触れ合い―日本の心を失った「今どきの暮らしぶり」(触れ合いしぐさ;天与の感性をみがく ほか)
2 つらい時代を繰り返さないために―昭和ヒトケタ生まれの「置き土産」(現代の若者に伝えなければならないこと;東京大空襲の恐怖体験 ほか)
3 心を育てる。良心を育む―今こそ日本に誇りを持てる教育を!(日本語の乱れは生活の乱れ;大和言葉 ほか)
4 人生のために骨身を惜しまない―今こそ危機から立ち直る「政治」を!(戦は禁物;自然との共生 ほか)
5 今を生きるための互助共存の心―地球の「平和」を護るために!(平和こそ万人の願い;自我は自由奔放 ほか)
著者等紹介
岸啓次郎[キシケイジロウ]
1934年、東京都港区赤坂2丁目(旧赤坂区福吉町1番地)に生まれる。58年、青山学院大学卒業後、通信機器製造販売会社に入社、取締役を経て現在フリー。「江戸しぐさ語りべの会」会員として、江戸しぐさの普及に努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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