内容説明
相撲が持つ美学だけにはとどまらず、長い歴史や伝統が培ってきた相撲本来が持つ厳格なまでに制度化された礼儀や品格を通して、相撲とは何か、力士が追求してやまない相撲道とは何かを見直すことにより、改めて、相撲の価値が見出せるはずだ。
目次
1章 人としての品格を重んじる相撲道
2章 長い歴史が培った相撲の奥深さ
3章 礼に始まり、礼に終わる作法の大切さ
4章 正面からぶつかり合う勝負の潔さ
5章 国技がもたらす意味の重さ
6章 厳正さと公平さの徹底
7章 番付の格は人の品格にも通じる
8章 横綱とは神と同格の象徴である
著者等紹介
大鵬[タイホウ]
第48代横綱大鵬(本名:納谷幸喜)。現在は相撲博物館館長を務める。昭和31年初土俵、34年十両入りし大鵬と改名。35年新入幕し、同年優勝、大関に昇進。36年名古屋場所に優勝し、21歳3ヶ月の史上最年少(当時)で第48代横綱となる。2回の6連覇や44年の45連勝(史上3位)を達成し、“巨人・大鵬・卵焼き”の流行語を生んだ名横綱として活躍。46年夏場所で引退。優勝32回(史上最多)、通算746勝144敗136休。敢闘賞2回、技能賞1回。同時期の横綱・柏戸と共に“柏鵬時代”を築いた。44年一大年寄を認められ、47年独立して大鵬部屋を興し、後進の指導にあたった。55年からは相撲協会理事も努め、のち、指導普及部副部長。平成16年娘婿の大嶽親方に部屋を譲り、大嶽部屋の部屋付き親方となる。17年夏場所後、日本相撲協会の定年を迎え、相撲博物館館長に就任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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