内容説明
３０年に及ぶ医療・福祉問題研究会の活動の成果！現在の日本の保障・医療・福祉関連の問題点を明らかにし、これからの時代に向けた「人権としての医療・福祉研究」のあるべき姿を展望する。
目次
第１部 医療・福祉の実態（珠洲市日置地区住民の医療・福祉実態調査報告；医療機関からみえる「無縁社会」 ほか）
第２部 医療・福祉改革をめぐる対抗と課題（社会保障をめぐる対抗関係と人権としての社会保障の課題；経済・財政一体改革における医療提供体制改革の現状と課題 ほか）
第３部 人権としての医療・福祉研究の到達点―研究会活動の蓄積と成果１（医療・福祉と貧困；医療・福祉と人権 ほか）
第４部 医療・福祉の国際研究―研究会活動の蓄積と成果２（スウェーデンにおける利用者主体の社会福祉法制度；ノルウェー・ベルゲン市におけるハンセン病医療研究 ほか）
総括と展望 医療・福祉問題の研究課題と方法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
27
社会福祉は人権である。それは何ものにもおかされてはならない。しかし、自己責任社会を蔓延る社会をつくる政治のもと、人権は脅かされている。本著は、現代日本の医療・福祉政策の問題点を明らかにしつつ、展望を描こうとするものである。徹底的に憲法の視点が貫かれていた。2019/12/22
