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収縮する日本型“大衆社会”―経済グローバリズムと国民の分裂

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  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784845106554
  • NDC分類 361.62
  • Cコード C3036

内容説明

国内産業の淘汰、雇用リストラの日常化、農業の切り捨て、福祉・教育の市場化、そして新たな「階級」社会が…“構造改革”と“市場原理”で日本はどうなるのか。

目次

第1章 非「市民社会」から「日本型大衆社会」へ(開発独裁型帝国主義下の社会からの移行;戦後政治体制の定着と労使対抗における資本のヘゲモニーの確保 ほか)
第2章 「構造改革」と日本型大衆社会の縮小・再編成(「大衆社会の再収縮」のメカニズム;日本型雇用の転換と企業主義統合の縮小・再編成 ほか)
第3章 大衆社会統合の概念(大衆社会と大衆社会統合の概念;帝国主義と大衆社会統合 ほか)
第4章 政治・文化能力の陶冶と大衆社会(ブハーリン=マルクス型問題構成;グラムシ=「大衆社会」型問題構成)

著者等紹介

後藤道夫[ゴトウミチオ]
都留文科大学文学部教授、社会哲学、現代社会論。1947年生まれ、一橋大学大学院博士課程単位取得。主な編著書に『講座現代日本』(全4巻、大月書店)、『ラディカルに哲学する』(全5巻、大月書店)、『階級と市民の現在』(『モダニズムとポストモダニズム―戦後マルクス主義思想の軌跡』青木書店)、『『帝国主義』と『市民主義』の垣根』(『思想と現代』35号、白石書店)などがある
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