内容説明
アイディアは思いつくものではなく、生み出すもの―ベストセラー「ひとつ上のアイディア。」をはじめとする“ひとつ上シリーズ”の著者が、33年のキャリアから編み出した「アイディア開発法」を公開。数々のブームをつくったトップクリエイターならではの出色の1冊。
目次
はじめに アイディアのプロになるために。
第1章 アイディア開発の基本手法。
第2章 アイディア開発の応用手法。
第3章 アイディアが生まれる会議の法則。
第4章 アイディアスキルを育てるために。
あとがき アイディアは恥ずかしいもの。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書人
1
コンスタントにアイデアを出す方法を書いた本。三回三ラウンド。案を出し、整理し、選択し、またゼロから考える。長年アイデアを継続して出し続けている著者がこれだけのプロセスを踏んでアイデアを出しているのだから、一回目からいいアイデアを出そうなどと考えるのはやめるべきだと感じた。自分がアイデアのことをどれだけ甘く考えているのかよくわかった。また、今の自分にとって、進歩は階段状。というメッセージはとてもありがたかった。低迷期にどれだけ努力したかが今後の成長に繋がる。手を抜かず、苦しむ。2013/09/05
mottainai
1
アイデアとは才能によるものと考えていた自分に取って、非常に勉強になる本であった。掲載されている方法を実践すれば、自分にも良いものが作れるのではないかと思えた。また、アイデアを出す会議の進め方やチームリーダーとして必要なことなど、たくさんの学びがあった。2012/11/25
じろー
0
具体的な話があってためになった。色々なやり方があると思うので、鵜呑みにはしないが、納得できる内容がほとんどだった2017/02/10
止森
0
問題解決のためのアイデアをコンスタントに作り出す方法。数を書き出し、清書し、選別する。個人なら3回、チームなら2回繰り返す。選別の過程では壁に貼り、自分相手世の中の視点から見る。各ステップはながら作業厳禁。優先順位=適時性>先行性>並行性(代替案の準備)>完全性。なんらかの制約や条件(枠)を設定して考える。解決しようとしている問題の外側・上位レベルの思想を持つ。生み出す効果Whatと手段Howの両方、コアイメージの案出、結果からの逆算、ディレクションの設定、チーム運営など実務的なTipsが続く。2016/06/04
Shunsuke Machizuka
0
世に数々のヒット広告を出した小沢氏がコンスタントに良いアイデアを出す方法について書いた本。オリジナリティというのは奇抜な個性の事ではなく、誰もが思いつきそうなことを誰よりも深く考えたときに付加されるものという考え方には腹落ちするものがあった。サービス開発においても同じ。似たようなサービスはごまんとある中で当たるのは真にユーザーの求める物に応えているものだ。また①3回3ラウンド②常識を疑う時に使う言葉(それ誰が決めたの?)③会議はアイデアを出す場ではなく、アイデアを議論する場はすぐ実践しようと思う。 2013/12/09