第二世代B2B―オープンS2Sに向かう企業情報戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784844314936
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C2034

出版社内容情報

B2B成功の鉄則はオープンS2Sだ!

●問屋、小売店など不特定の相手と密接につながる。
●サプライチェーンの動きに素早く反応する。
●外部の機能をインターネットから社内に取り込む。
系列・社内の枠を越えて業界全体の向上に挑む米国企業の情報化戦略最前線


-------------------------<目次>------------------------------

序 章 B2BとB2C 11

第1章 移り変わる米国電子小売業界 19
ECからハイブリッドECへ

1-1単一販路組 対 複数販路組の攻防 20

インターネット生まれと既存の店舗・通販が競い合う
「未来の小売業態」に挑んだウォルマートやギャップ 22
有名小売店のオンライン進出で苦悩する中小サイト 24
慣れない既存小売店に単一販路組が巻き返し 25
競売や共同購入などノントラディショナルが伸びる 29


1-2相乗効果を狙う電子小売店経営 33
カタログ通販や実店舗など既存販路をどう活かすか

総合雑貨店ケーマートに見る店舗密着戦略 34
家電量販店サーキットシティーのコミッション戦術 40
下着通販ビクトリアシークレットのウェブ誘導術 42
翌日到着戦争で変わった電子小売店の配送システム 43
当日到着、返品代行も登場した宅配サービス 48
スポーツ用品のビッグボックス対スペシャルショップ 52
販路別に最適化を狙う複数販路組 55

1-3
ハイブリッドECモデルの台頭 59
店舗、カタログ通販、オンラインを総合的に活用


実店舗へと回帰する単一販路組 59
ハイブリッドECモデルの出現61

1-3大衆化する電子小売店 64
やがて日本も直面する八〇〇〇万人市場がもたらした課題


電子小売店の収入内訳と大衆化 64
大衆化による競争激化 68
購入操作の失敗が致命傷 71


第2章 B2Bモデルの変遷と分類 77
電子調達から取引市場へ

2-1 マルチカタログ系B2B 78
社内と社外の壁を崩し、情報共有を促した電子調達

情報の断片化を防ぐ「マルチカタログ・ソフト」 80
マルチカタログでERPと社外とを結ぶ82
複数の企業が集まる調達サイト「ビジネスポータル系」 85
間接財を扱う「ビジネスハブ」 86
直接財を扱う「業界ハブ」 91
販売が先か仕入れが先かのジレンマ94
問屋が展開する「業界ハブ」 97
調達を合理化する企業、販売を守ろうとする問屋99


2-2取引市場系B2B100
迅速で公平な取引を実現するマーケットプレイス

売り手と買い手の情報が流動化する取引市場 100
プロジェクトごとに見積もりを取る個別発注市場型 102
個別発注市場型のサービス要素 104
業界大手が複数で手がける水平統合取引市場 106
自動車業界「コビシント」にみる取引市場と独占問題108
問屋や商社の私的取引市場が伸びる 110

2-3ERP、EDIとの違い 114
受発注の合理化を越えて商習慣を一変させる

合理化を目指したERP、EDI 114
社内システムに消費者まで取り込める116
経営判断を誤れば命取りとなる 118


第3章 サプライチェーン戦略 123
フロントエンドの開放からバックエンドの開放へ

3-1
B2Bを支える付加価値サービス124

専門情報、物流、決済代行など販売・調達企業を幅広くを支援
サプライチェーンを円滑に動かす付帯サービス 124
化学業界のポータルサイト、専門サーチサイト 128
原材料の市場情報や新技術情報を提供するサイト 130
フルフィルメント系にサプライチェーン・マネジメント型131

3-2サプライチェーンから見たB2B 133
自社の位置付けと業態でB2Bモデルを考える

系列で結びつく自動車メーカーの垂直統合市場アプローチ 139
系列を越える自動車メーカーの水平統合市場アプローチ 141
系列か非系列か、業態に大きく左右される取引市場の効果 145

3-3 B2Bに適したオープンシステム 1 48
社外の動きにすばやく対応する企業情報システムの重要性

バックエンドのオープン化がB2Bの基本 148
調達先との一体化を実現するS2S 151
販売系統合のためのプラットフォーム 153

3-4ASPアプローチの活用158
サプライチェーンのサーバー間処理を効率化するための課題
米国で加熱するASPブーム 159
ブームのASPを三つに分類する 162
機器構成から見たASP導入の現実167
サプライチェーン全体の効率化170
ASPアプローチを導入するときの契約書 171
セキュリティー、知的所有権の問題1 74
経営システムのオープン化も必要 175

資料 販売支援サービス一覧 179
資料 取引市場系サービス一覧 185


第4章 インターネット・ビジネスインテリジェンス193
人的経営管理から知的経営管理へ

4-1ビジネスインテリジェンスとは何か 194
インターネットで再び注目される経営適正化の仕組み

BIとチェック・アンド・バランス 197
インターネットに対応するBI 200
S2Sに適したeBIの柔軟性 202

4-2eBIの仕組みと特徴 204
データベースの蓄積情報を多面的に解析・表示するシステム

ウェブに対応したコグノスのeBI製品群 204
eBIの導入効果は人的資源に頼らない経営管理 206
XMLの利用などで将来は問屋や仕入れ先と連動 209

4-3電子小売業のカスタマーインテリジェンス 212
中間業者を越えて直接顧客の姿をつかむための取り組み

アクセス記録では足りない分析を提供するCIフト 214
社内分析の枠を超える最新CI 216
B2Bの取り組みによって変わるCI活用 220

終章 B2Bの課題 223


紹介企業のURL付き索引 231
索引 237

内容説明

電子調達、取引市場、物流、金融…社外との一体化が企業間取引を成功させる。インターネット取引成功の鍵。

目次

序章 B2BとB2C
第1章 移り変わる米国電子小売業界―ECからハイブリッドECへ
第2章 B2Bモデルの変遷と分類―電子調達から取引市場へ
第3章 サプライチェーン戦略―フロントエンドの開放からバックエンドの開放ヘ
第4章 インターネット・ビジネスインテリジェンス―人的経営管理から知的経営管理へ
終章 B2Bの課題

著者等紹介

小池良次[コイケリョウジ]
京都外国語大学卒業。米国のインターネット、通信業界を専門とするジャーナリスト。『インターネットマガジン』(インプレス)、『日経NET』(日本経済新聞社)、日経産業新聞などで連載を持つほか、『インターネット白書』『週刊ダイヤモンド』『中央公論』などに特別レポート多数。著書に『電子小売店経営戦略』(インプレス)がある。在米歴14年、現在サンフランシスコ在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。