出版社内容情報
【特集1 暴力論の現在】
●怒りの日――人類学と許しえぬもの リュシアン・クレルク
●暴力とその禁止――「怒りの日」解説 櫻井典夫
●ブルトンとサド 齊藤哲也
●可視化の暴力――戦前期日本における指紋 井上貴翔
●「愛馬」と帝国――慰霊と名前をめぐる闘争 大川武司
●貨幣=女の生態学――太宰治「貨幣」論 花輪浩史
【連載】
〈啓蒙〉の臨界――表象のリミット(Ⅲ) 佐藤淳二
【特集2 映像理論を求めて――ドゥルーズ後】
●水の映画――ジャン・ヴィゴ、ジャン・ルノワール、費穆(上) 応雄
●断片と声――ブレッソン映画における「音の装置」 髙野真理子
●機械とモンタージュ――『ブリット』におけるカーチェイスの考察 長谷川功一
●〈面〉の混濁――クリント・イーストウッド『チェンジリング』論(上) 中山昭彦
●〈旅行中〉の言葉 Words on Travels――リービ英雄と多和田葉子 中村三春
●ねじれた推理――『かまいたちの夜×3』論 諸岡卓真