出版社内容情報
……論説を担当してゐた僕など新聞記者のうちでも誰よりも先に責任を自ら問はなければならないのだ…… (昭和20年8月20日)
森 正蔵(もり・しょうぞう)
1900(明治33)~1953(昭和28)年。大正・昭和期の新聞ジャーナリスト。1926(大正15)年毎日新聞社入社。ハルビン、奉天、モスクワ特派員、社会部長、出版局長、論説委員長、役員などを務める。著書に戦後最初のベストセラー『旋風二十年 解禁昭和裏面史』などがある。
【特色】
○当時の新聞社の現場のありさま、軍人・官僚・政治家などとの交流、他紙の動向など、終戦直後のジャーナリズム裏面史。
○新聞社の戦争責任は?湧き上がる労働組合運動と会社の建て直し。時代に翻弄される周辺の人々の悲劇。
○大きく変る価値観に戸惑いつつも、前進するジャーナリスト魂。
○家族を愛する一生活者としての戦い。世相・風俗への鋭い目。
内容説明
敗戦、混乱、そして復興へ―毎日新聞社の社会部長として敏腕を振るった森正蔵の昭和20(1945)年~昭和21(1946)年、激動の日々をつづった貴重な日記。終戦前後のジャーナリズム裏面史。