内容説明
本書は、日本の薬害HIV感染被害者がライフ(生存・生活・人生)の各次元で直面している諸問題と、それをとらえる調査研究でわれわれがとった新しいスタイルと視点、用いた理論と方法を、記録として歴史に残し、21世紀に伝えるとともに、広く明らかにしアピールする。
目次
日本の薬害HIV感染被害の歴史と現状
新しいスタイルと視点からの調査研究
薬害HIV感染者の属性と健康状態像
HIV医療体制のあり方
医療への参加とセルフケア
就労・就学・社会参加と生計
差別および差別不安とその影
サポートネットワークと病気開示
ストレス対処能力SOCと生きがい
HIV感染の告知と説明
被害認識と感情
被害構造と救済・恒久対策―福祉施策の視点から
今回の調査研究の意義と今後の課題
著者等紹介
瀬戸信一郎[セトシンイチロウ]
はばたき福祉事業団調査研究事業担当
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。