阪神・淡路大震災 医師として何ができたか―医療救護・復旧・復興10年の道のり

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  • サイズ A5判/ページ数 333p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784840733410
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C3047

出版社内容情報

平成17年1月で「阪神・淡路大震災」は10年になります。現在、医療の現場で行政者として活躍している医師でもある著者が、未曾有の大震災・医療救護・復旧・復興の記録と生々しい体験が鮮明に書かれています。災害医療の記録・対応の書としてご利用ください。

内容説明

それまでの人生で得られた知識と経験、さらには人的ネットワークなどをフルに生かし、全国の多くの方々からのご支援、ご協力を得ながら、兵庫県の一職員として、それよりも前に一人の医者として、貝原、井戸両知事のご指導、ご理解の下、阪神・淡路大震災の際の一連の医療救護・復旧・復興に継続して携わらせていただくこととなった。多くの方々との出会いもあり、いずれも得がたい新しい体験であったのだが、医師、また地方自治体職員であるなしを問わず、災害対応の参考になればと拙文をしたためた次第である。

目次

兵庫県南部地震の発生
初動活動と医療救護
災害医療対策の実態
避難所の医療救護
保健衛生の確保
慢性期の医療対応
医療復旧への取り組み
災害医療対策の確立
災害医療センターと日赤新病院
WHO神戸センターと海外支援〔ほか〕

著者等紹介

後藤武[ゴトウタケシ]
昭和19年1月神戸市生まれ。43年神戸大学医学部卒業、50年神戸大学大学院修了―医学博士、同年11月南カリフォルニア大学心臓血管外科フェロー、52年4月帰国。56年7月神戸大学講師―兵庫県立姫路循環器病センター赴任、58年7月三木市民病院心臓血管外科部長。平成元年兵庫県立加西保健所長。2年保健環境部健康課長、5年次長兼医務課長―阪神淡路大震災を経験。8年県参事(ヘルスケアパーク推進担当)、9年保健部長兼県立成人病センター院長、10年健康福祉部長―全国衛生部長会会長、12年県理事(健康福祉・医療担当)。14年兵庫県病院事業管理者、現在に至る
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