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内容説明
わたしの国にキノと名乗る旅人が入ってきたのは、二日前のことだ。そして―。わたしは、その旅人を殺すことにした。人間キノと二輪車エルメスの旅の話、時雨沢恵一が紡ぎだす珠玉の言葉と、黒星紅白が描く美麗なイラストが織り成す物語。
著者等紹介
時雨沢恵一［シグサワケイイチ］
１９７２年生まれ。１９９９年、第６回電撃ゲーム小説大賞で『キノの旅―ｔｈｅ Ｂｅａｕｔｉｆｕｌ Ｗｏｒｌｄ』が最終選考候補作品に。２０００年３月同作品「電撃ｈｐ」掲載を経て、同年７月文庫デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
22
私がいなければ、私の世界はない。-Welcome to My World!-旅人であるキノを殺そうと幾度となく挑む｢わたしの国｣。国の物,人を全て操れるわたしがキノの命を狙うも、キノの危機察知能力に戦闘力,機転力に凌駕される。キノ相変わらずすげぇなw最後のわたしの正体,キノを狙った旅人への無意識な殺意と結構殺伐とした話だったな…。裏表紙にもなったカフェにいるキノのイラストが可愛いw付属DVDの｢病気の国｣はやはりつらいし考えさせられる話だな…。2015/03/09
七月せら
8
久々にキノのアクションが見られて面白かったです。監視カメラ視点によるキノ達の描写は、読み返してみるとちょっと切ない。「わたしの自由意志において」という言葉に多少救われます。付属DVDの「病気の国」は、メインのストーリー自体はよくありそうなのに、なかなか難しいお話。手紙を読んで少女が流した涙は嬉し涙なのか悲し涙なのか、どちらのシナリオも考えられそう。2016/07/09
整体マッサージ『無庵』
8
『キノの旅』これが初読みです(^_^;)。図書館からお借りしたのでDVDが無かったのが残念！カフェでお茶するキノのイラストが可愛過ぎです。とりあえず・・小説も予約です。2012/09/24
碧海いお
7
初めてキノの旅を読んだのは高校生の時でしたけど、今読んでもブラックユーモアを感じる作品だと感じましたｗ2021/10/24
鑑真＠本の虫
5
誕生日記念読本。 誕生日と伴に節目たる一年を迎えるにあたり、何を読むべきか考えた末、まだ書庫に納めていない未読本でもっとも美しいと思われるこの本を読ませていただいた。 絵本形式となっており、文で見る物語の美しさが、挿し絵によって深みを増しており、非常に味わい深いものへと昇華していた。 キノの姿、そして、その不思議な世界観とタッチは、新たな一年を迎え、人生の長い旅をするにあたり、勇気と澄んだ気持ちをくれる。 これからに多少なりとも影響を与えてくれる一冊。2014/06/24
