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内容説明
傲岸不遜な気質で知られる九条院アリスは、みずから「冷嬢の心得」を定め理想的なお嬢様を目指す十四歳。十五歳の誕生日を間近に控えたある日、アリスの前に彼女を「十三番目(サーティーンス)」と呼ぶ謎の少女が現われる。「私は三番目よ。貴女が眠らせている力を暴き出してあげるために来たの」平穏な学園生活を謳歌していたアリスに、突如訪れた過酷な試練。そして彼女に隠された秘密とは―!?誇り高くて意地悪でワガママで、でも、ちょっぴり優しくて…そんなお嬢様・アリスが巻き起こす“ハイ・ゴシックアクション”、ここに開幕。
著者等紹介
伏見つかさ[フシミツカサ]
1981年生まれ、関東在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GIN@本棚大洪水中
13
『俺の妹』の著者がおくるデビュー作です。主人公はどことなく桐乃に似ています。魔法少女モノかと思ったら意外にもロストテクノロジーに関していました。あんまり書きたくは無いですが、『俺の妹』シリーズから読んだのでインパクトが半減です。しかし、最後のオチヘのもっていきかたはさすが伏見さんという感じです。最後にハッピーエンドを引き込んで転校生の登場。この後の展開が少し気になってきました。勿論あの人ですね。2012/12/21
Ruto
3
再読。記録によれば2009年に読了していたようだ。ライトノベル。『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の伏見つかさのデビュー作。文体に硬さはあるが、読者を引き付ける力をはじめから持っていたのではないか。2020/04/26
夕飯係り
3
読みやすく、キャラ全般に好感をもてました。また、主人公の信条にも個人的に好印象。日常・非日常パートのバランスも丁度良く、アニメ映えしそうだなと。作品としての完成度は高かったです。しかし、惜しくも、良くも悪くもテンプレ内容でした。主人公・三月の関係の各々の動機がどうにも不明瞭であり、終始において三月がどうしても好きになれなかった。また、緊急の場面においても今一危機感が煽られず、感情移入できなかったなと。ご都合主義が悪いとは言いませんが、ちと多かった。まぁラミアさんがかわいいのでそれで良し!2013/03/06
kyu
2
体内にオーパーツを宿した異能少女バトルもの。だけどツンデレと鈍感のピュア婚約者たちの日常パートが真髄。2012/05/22
みあ
2
広義でいう魔法少女もの、でしょうか。女の子主人公であり、個人的にはかなり好きなジャンル。文章もよみやすく、内容は努力、友情、勝利というよりも最近流行りの才能、覚醒、勝利って感じです。話の展開が多少テンプレじみてはいますが、この作品特有の空気感というか、作者のフェティシズムが随所に感じられて、好感が持てました。そして、絵師のシコルスキーさんがいい仕事してます。挿絵のアリスの見えそで見えないあの服の破れ加減は素晴らしい。2012/01/24