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内容説明
後白河法行です。両親が死んで遠縁の花音の家に引き取られる事になって、学校も転校したんだけど、転校先の学校はちょっと前まで女子校で、男子は俺一人?しかも生徒会長がいきなり真剣突きつけて交際迫ってくるし、偶然再会した幼馴染は、そんな会長に反発して反乱軍とか結成するし。何か面倒な事になっちまったなぁ。巻き込まれただけとはいえ当事者の俺が傍観してるのもマズい気がするぞ。どうする俺?っていうか、お前ら男の取り合いごときで殺し合いなんかしてんじゃない!佐藤ケイが贈る、女子校生ワンサカ登場の学園ラブ・コメディ第1弾。
著者等紹介
佐藤ケイ[サトウケイ]
11月11日生まれ。第7回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星野流人
6
まさか群像劇とは思わんかった……。三十三間堂学院という元女子高に、まさかの学院唯一の男子として入学することとなった法行(イケメン)を巡る学院中を巻き込んだ大騒動を描く。初っぱなから登場人物が多すぎ&インパクトの薄いキャラクターもそこそこいるせいで、キャラクターの把握にはとにかく苦労した。同じ群像劇を扱った成田良悟さんの「バッカーノ!」や「デュラララ!!」に比べれば見劣りするという点は否めない。ただ、女の子がめっちゃ多いという点に関しては評価したい。2012/02/14
Humbaba
4
冷静に考えているつもりでも、どうしても自分に都合の良いように考えてしまいがちである。相手の気持や行動など本当のところはわからないので、こうなって欲しいという気持ちが自然と入り込んでしまう。しかし、そうやって夢想した予想は何の意味もないどころか、誤った判断を下す原因となるのでマイナスでしか無い。2017/01/09
Humbaba
4
主張を通すためには、それを支えるものが必要である。いくら高尚な理想を掲げても、相手が直接的な暴力で潰そうとした場合にはそれに対抗できなければ為す術がない。そのような少リアが見えている場合には、例え理念には共感を持てたとしてもそこに属そうという行動には移れない。2016/06/18
_mogura19
4
色々なキャラがいろいろな思考をしているのが直接わかるのは面白い。今回の騒動の根底にある問題が、結構理不尽というか。正直、会長さんの性質を疑いたくなるレベルだけどww きっと今後のハードルとして設定したんだろうなって!2011/08/12
Humbaba
3
気を使っていることを,まるで無神経であるかのように振る舞う.矛盾したような行動だが,相手が負担に感じないようにすることが最も重要であると考えれば,この方法が最も適切な気の使い方なのかもしれない.2012/01/21