出版社内容情報
負債40億円求刑370年のAV監督、臓器密売のサラ金取り立て人、元麻薬密売人、少年院を3回出た過激風俗店経営者、ブント指導者…… 日本最強のアンダーグラウンド・ヒーロー達！
内容説明
負債４０億円求刑３７０年のＡＶ監督、臓器密売のサラ金取り立て人、元麻薬密売人、少年院を３回出た過激風俗店経営者、ブント指導者など、日本最強のアンダーグラウンド・ヒーロー達を紹介。
目次
青木雄二（元漫画家）
村西とおる（ＡＶ監督）
江頭２：５０（お笑い芸人）
苫米地英人（脳機能学者）
杉山治夫（サラ金取り立て人・臓器密売人）
高須基仁（ヘアヌード・プロデューサー）
荒岱介（ブント指導者）
七海玲央（ＳＭクラブ女王様）
平本淳也（ジャニーズ出身ライター）
日比野正明（ＡＶ監督）
成田アキラ（漫画家）
池田草兵（元運び屋）
立花翔（風俗店経営者）
和田秀樹（精神科医）
山本竜二（役者）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
69
1999年発刊のインタビュー集。臓器ブローカー、サラ金取り立ての杉山治夫目当てで借りる。世間的に外れた人たち15人。著者と長年の付き合いがある人が多い。杉山会長の金満家協会という宗教のポスター画像を久しぶりにみた…… すっかり忘れてた。まったく初耳の人もいた。テレクラ漫画の成田アキラはヒットする以前から著者と知り合いで、叔父がムロタニツネ象だったそうだ。また、AV男優の山本龍二は遠縁に嵐山勘三郎がいたとか。波乱万丈の人生の数々。分量的に物足りなさを感じるところもあった。2020/12/20
猫丸
7
ふつうならこう考える、なら良いが、ふつうはこう考えるのが妥当とされている、という態度への嫌悪感は著者と共有する。元革命戦士の予定調和的自足に対して激しく食い下がる部分は圧巻であった。ただ、本書の方向性は徹底して前向きであり、僕にとっては少々明るすぎるかな。激しい思い込みがネガティブへ走らず、むりやり社会性を獲得してしまう。バイタリティ溢れる群像が眩しいです。2018/10/14
ガンジス川沐浴子
3
読む前から思っていたけど、そんなにアウトローという感じではなかった。 杉山治夫目当てで購入。裏の世界を知る人物15人との対談集。 半分くらいはエロ関連なので、もういいよ、って感じだったけど、意外と学生運動家の共産主義同盟らへんが熱く語られていた。 麻薬を運ぶスマッグラーの人がハッシッシをコンドームに入れて80個飲み込む話は勉強になった。 久しぶりに読む青木雄二節もよかった。 資本家が一番恐れているのは唯物論。観念論で民衆を押さえて搾取したいから。 たしかに。2018/03/08
s-horikoshi
1
この時代に今2019.2020年のアツい人をピックアップしてるのはすごい！2020/03/16
ナタニエル・ブシッチオ
1
アウトロー、マイノリティ呼び方は様々ではあるが、本作品では少なくともそのように分類される15人のインタビューが元となった半生を紹介している。それぞれ勿論、分野や生き様は違うが、皆に共通な部分は根がしっかりしているということだと感じた。それは、精神的に強いとか弱いとかということとは少し違い、人からの評価より自分自身の評価を大事にしているような印象だった。高学歴の成功者が語る自己啓発的なストーリーより、私はこちらのほうが数倍魅力的な内容だった。2015/08/09
