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幽books
眩談

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784840148917
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

虚実は綯い交ぜになって物語になる。視界が歪み、記憶が混濁し、暗闇が臭いたち、眩暈をよぶ。京極小説の本領を味わえる怪しき短篇集。

著者等紹介

京極夏彦[キョウゴクナツヒコ]
1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家、全日本妖怪推進委員会肝煎。94年『姑獲鳥の夏』でデビューする。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

152
京極さんのあるテーマのもとに雑誌などに掲載された短篇を8つ集めたものです。最近は超長編が少なくなり、このような同じテーマの短編集が目立つようです。京極さんの使う用語が結構珍しく、読んでいるだけで何かが起こりそうな気がしてきます。この作品集もあまり直接的な怖さはないのですが、最後まで読んで振り返るとじわじわっという感じが来ます。2016/09/18

優希

97
日常にいたはずなのに、急に非日常へ足を踏み入れてしまうのが恐ろしかったです。彼岸と此岸の間を揺れ動き、最後はどちらに着地するのか。その空気感はまるで目眩を起こしているような感覚に陥る感じですね。何処へ行くのか、無事帰れるのかという恐怖に囚われ続けました。言葉にするのが難しい読後感に襲われます。2017/07/18

勇波

96
この『□談』シリーズ、他の本読んでる合間に休憩がてら少しずつ読むのがいい。なんでか知らないけど癒される。怪談のハズなのに。。忘れているだけで、すべて懐かしい話なのかもしれません★2015/12/06

財布にジャック

87
きゃーっと叫びたくなる怖さではないのですが、後からじわっじわっと恐怖が忍び寄ってくるような短編集です。夢なのか?現実なのか?クラクラくるような読み心地です。特に印象的だったのは「もくちゃん」と「けしに坂」ですが、どれも京極さんらしいお話ばかりでした。そして、題名の「眩談」や装丁を見ていると目が回りそうな感じが、まさに中身を表していて洒落てます。2013/02/12

tama

70
見世物姥、むかし塚 和製レイブラッドベリといえる雰囲気でした。しかし、グジグジとしたイヤ~な空気描くの、巧いなー。2013/01/06

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