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内容説明
怪談文芸のトップランナーたちによる傑作選、ついに刊行。知人のライターが取り憑かれたように調べる友人の家、幼い姪が語る妙に真理をついた言葉、違う場所で語られた怪異が奇妙に符合していく恐怖…。虚と実が入り混じるからこそ怖い、ベスト・オブ・実話系。
著者等紹介
東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家、『幽』編集長。『遠野物語と怪談の時代』で第64回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むらKみ
58
怪談は実話と意識して読まないと(^^; やはり目と耳で感じるほうが好きですが、ベストセレクションという言葉に引かれて読んでみました。単に心霊ものではない、考えさせて導くような内容もあり。 フィクションとして小説になったものも好きですが、「実話系」をこれからも読みたいと思います。2015/10/15
ヒロくま
23
有名作家さん達が綴る怪談話しは別次元の怖さ。怖がらせようと言う気負いは感じられず、あるがままを淡々と記した冷たい感触が怖い。知らずに背後を取られたような嫌な感じに焦りつつ先を読まずにいられない。2016/01/25
つらら@道東民
20
久しぶりに読んだ、岩井志麻子作品が印象的でした。怖さが斜め上からやってくる感じ。志麻子さんも日常から逸脱してしまう人に出会いやすい人ですよね。2014/03/10
Spok
5
またやってしまった再読。でも面白いので満足。前回は忘れたけど今回は「成人」「お茶屋怪談扉」「霊感DNA」が面白かった。2017/08/27
バーベナ
5
今までに読んだ話も混じっているが、同じネタでもこんな風に調理されるんだ!という驚きがあった。じわ~っとくる怖さ、意味がわかるとぞっとする話、実話系のベストが詰まっていてお得。所々で編集の東さんが「こ~んな話もあるよ~」と、丁寧な案内役というか恐怖への誘いをしてくれるのが面白い。2016/12/14