メディアファクトリー新書<br> セクシィ仏教

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メディアファクトリー新書
セクシィ仏教

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784840145015
  • NDC分類 184.9
  • Cコード C0215

内容説明

お釈迦さまの教えをわかりやすく伝える「仏教説話」は、その崇高なイメージに反して、スキャンダラスな事件の宝庫だった!禁じられた初体験の悦びを、思わず仏さまに報告する尼、愛欲に身を焦がした末に鬼と化す僧…。説話集や経典から、強烈なエロスを放つエピソードを厳選、ハイライトシーンを易しく、かつ官能的に解説しながら、「仏教における性」「日本人と戒律のかかわり」を浮き彫りにする。

目次

第1章 女犯の歴史(仏教誕生;日本の仏教伝来 ほか)
第2章 天上界の色事情(「天」に男女あり;天に「エロ」あり ほか)
第3章 婬戒―禁じられた性(戒の始まり;なぜ性交はいけないのか ほか)
第4章 僧と愛欲(間男vs寝取られ夫―不倫現場で窮地に立たされた僧の話;不倫の代償―不倫を暴露される山伏の話 ほか)
第5章 愛欲と救い(ベッドで読経―不浄の読経で道祖神が救われる話;不純な動機でもいいのです―性欲によって学問を修める僧の話 ほか)

著者等紹介

愛川純子[アイカワジュンコ]
1976年、静岡県生まれの千葉県育ち。奈良女子大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。仏教文学を専門に学び、現在は子どもたちに古文や日本文化の魅力を伝えている。寺社の文化財にも詳しく、講演やカルチャースクールなどで幅広く活躍中。講演会での説話などの朗読には定評がある

田中圭一[タナカケイイチ]
1962年大阪府生まれ。近畿大学法学部卒業。パロディ漫画で知られる漫画家。メディアファクトリー新書『セクシィ古文』『セクシィ川柳』では日本古典のエロティックなシーンを手塚治虫タッチで再現して話題に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

62
【読メエロ部】私も日に日に信仰心は薄れているが、まだまだ仏教の徒の端くれなのだと思う。じゃないとこんな本は手に取らない。お釈迦様は邪な性を否定しているのに、戒律を掻い潜って性を楽しんだ日本(またはインド)の僧侶の話が古典文学に出てくる。基本的にはそういう説話の現代語訳が中心の本である。書いているの女性の著者近影が和服の色っぽい熟女であり、時にエロい書き方になっているので嬉しい(笑)。菊池寛が小説にした説話もあった。挿絵は手塚治虫タッチで下ネタを描く田中圭一。この人の絵は性をおおらかに肯定していて好きだ。2016/10/30

月讀命

57
メディアファクトリー新書は、この『セクシー仏教』の他、『セクシー古文』も出版している。取っ付きにくそうな分野には、アダルト感覚で迫るのが常識ですね。昔、ビデオが発明された時、大量のアダルトビデオが販売され、ビデオ機器の販売が増加しシェアがUPした。インターネットは、アダルトサイトの利用の増加によって普及し、利用率がUPした。物事を世間に広げる為には、アダルト感覚で迫れば爆発する。解りにくい分野にはセクシー感覚で迫る。『セクシーDNA』とか『セクシー相対性理論』とか発売されれば、みんな簡単に読めちゃうかも。2012/09/15

oldman獺祭魚翁

38
仏教というものを性的な面から解説した本。田中圭一の挿絵が楽しい。本来は非常に禁欲的な宗教だった仏教が伝播により変質してしまうが、古典籍からの事例をひいて、解り易く解説している。 現在の若者には葬儀等でしか接触が無いかもしれないが、こういう本でその人間性を知る事も勉強になる。 2017/12/13

かおりんご

25
大掃除をほったらかして読んでしまいました。2より、断然面白かったです。お釈迦様が弟子たちと行ったイン戒に関する問答や、一休さんの裏側など、セクシーな視点からみると、また面白い。人間らしいお話ばかりでした。2013/12/29

onasu

14
終日雨の晩秋、寒さも忘れてセクシィ説話を読み耽り。女犯話し≒下ネタは、寒さをも凌ぐ煩悩か!、てなことで合掌?  仏教の略史と日本でのあり方にも触れつつ、仏教説話の中の女犯の話しを綴った本書。女と交わりたくて、仏道修行をするという説話がありましたが、本書を読み進めるエンジンは正にそれ。もっと破戒僧の女犯話しが読みたい、て煩悩が手にのりうつって、頁をめくらせます。う、速!、好きもんやねえ…。  生きた観音様とは、いつでも同床したいですが、稚児とは遠慮しときます。そこいら辺は、現代でよかった。2012/11/23

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