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内容説明
あの北朝鮮が切手が反核を訴えた!?個人崇拝を禁じたはずのカストロ切手が続々登場?ベルギーの切手に、公用語が記載されないのはいったいなぜ?国家名義で発行される切手は、その国のイデオロギーや経済状態を世界に喧伝する「外交官」である。郵便学者にして国際政治学の泰斗が縦横に解き明かす、小さな紙片に込められた、各国の驚くべき本音と外交術。
目次
はじめに 切手を見れば、世界がわかる
第1章 政情が不安定な国
第2章 表と裏を使い分ける国
第3章 奇妙な独裁者がいる国
第4章 領土争いをしている国
第5章 外貨をぼったくる国
おわりに 切手を世界への架け橋として
著者等紹介
内藤陽介[ナイトウヨウスケ]
郵便学者。1967年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。切手等の郵便資料から国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を提唱し、研究・著作活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
45
切手にこめられている各国の思惑がドロドロしていて面白い。日本ももっと政治的な主張をこめた切手を作って世界中に贈るべきだな。2012/01/18
扉のこちら側
41
初読。2014年493冊め。最近郵趣に興味が出てきて読んでみた。事情のある切手がおもしろい。しかし日本の外交下手はどうにかならないか。2014/08/03
アキ
13
「切手は小さな外交官」という言葉通りに「事情のある国」の主張を背負う切手。その事情とは「政情不安」「建前と本音の使い分け」「独裁者」「領土争い」「切手発行で外貨稼ぎ」の5つ。部活で汗流していた中学時代、傍らでは切手収集もしていたので、いくらかある海外のもの。その中で立体切手(動物)をはじめ数枚がブータン発行です。本書での紹介はないけれど、当時はムリヤリな外貨稼ぎの国としての方で有名だったはず!2014/08/27
雨巫女。@新潮部
13
切手で色んな事がわかるんですね。外貨を稼ぐには、いいですね。2010/11/19
のうみそしる
6
切手って奥が深いんだなー。最初の方はこじつけじゃんとか思ったけど。ジンバブエが印象的。あとは切手が重要な外貨獲得方というのを初めて知った。薄い本だけど深いところまで学べる。2012/05/22