MF文庫J<br> この中に1人、妹がいる!

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MF文庫J
この中に1人、妹がいる!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 261p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784840134880
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

将悟は、父の遺言に従って、政財界のお嬢様たちが多く通う深流院学園に編入した。「在学中に伴侶となる女性を見つけること」…つまり彼女を作ることが遺言だったのだ。ところが将悟には、顔も知らない生き別れた妹がいることが判明する。そして将悟の誕生日、差出人不明のケーキが届き、携帯の着信音が鳴る。「お誕生日おめでとうございます、お兄さま。お慕いしております」―どうやら妹もこの学園にいて、正体を明かさずに将悟に近づこうとしてる!?将悟は妹と“正しく”再会して彼女を作れるのか!?魅惑の変則ラブコメ、始まる。

著者等紹介

田口一[タグチハジメ]
名古屋出身の東京在住。『魔女ルミカの赤い糸』で第3回MF文庫Jライトノベル新人賞の佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中性色

18
誰だ誰だ誰だ。一見はサスペンス系ラブコメでやってることはいつものMFといった具合。でも、正体をわからせないようにうまいことトリック自体はできるとは思う。いや、俺が普段ミステリは大して読まないからわからんが。ただ、そもそものツッコミどころは男か女かというよりも、現代の忍びを目指してるとか言ってるところじゃないのか。個人的には雅が好み2019/01/25

Yobata

17
大企業帝野グループの御曹司、帝野将悟は父・熊五郎の死去に伴い、グループの社長に就任する決意をする。その条件として父からの遺言があり、それは深柳院学園へ行き、生涯の伴侶を見つけることだった。しかし、将悟の誕生日に妹を名乗る女性からあるメッセージが…。学園にいると思われる妹を正しく見つけ出し、彼女を作ることができるのか?ハーレムの中から妹を一人見つけ出すという変則ラブコメ。若干ミステリ部分があるけど、伏線がしっかりしてないパターンで、妹は誰だか読めない。ボイスチェンジャーって…ストーカー入ってない??→2012/03/18

星野流人

12
たくさん登場するヒロインの中から、実の妹を見つけ出さなくてはならない、ちょっと変わり種のラブコメ。「妹を見つける」というテーマからミステリー的なものを期待してしまったが、一応伏線は張られてはいたものの、そこから妹を予想するのはちょっと無理なのでは……といったところ。主人公を誘惑するために、非常に際どい行為に及ぶヒロインたちの姿には、一歩間違ったらエロ漫画の世界だなと思わなくもなかった。というか、エロ漫画ならヤってた。主人公にとってヒロインたちに手が出せない理由がしっかりとあったのが、生命線とも言える。2013/01/19

豚山田

11
思春期男子の都合のいい妄想ばかりを掻き集めてできた物語、という印象です。学校の美女は皆、実は俺のことが好きで、俺の気を引くために色仕掛けで競い合い、俺が歩けばハプニングからエロイベントに発展し、しかもたまに「お兄様」なんて呼ばれてみたい……などという願望を持つ読者がいれば、この本にも需要があるということでしょうか。とはいえ仕掛けの素材としては非常に面白いものを感じました。これで伏線を張って、アリバイ工作、二重仕掛けのトリックなどで逆転に次ぐ逆転の展開だったら……シリーズ物は止めて単発ミステリにしませんか?2014/02/14

砂糖と塩

9
主人公がヒロインと一線を超えられない理由を、『鈍いから』ではなく『妹かもしれないから』に設定したこともあり、ヒロイン達のアプローチは最初から勘違いしようのないフルスロットル状態。いーんです、不自然でも。エロいから。特に心乃枝は見た目と中身のギャップが良いなぁ…。ストーカーとしか思えなかった『妹』の言動も、最後に真相(?)が明かされた途端、恋する乙女ゆえの行動っぽく見えてくるのが凄い。ただ、オチはラブコメというより、ホラーっぽかった気がします…(事件解決後に湖からジェイソンが飛び出す的なアレ)。2013/12/14

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