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ダ・ヴィンチブックス
アンナの土星

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  • サイズ B6判/ページ数 212p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784840131094
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

お兄ちゃんの笑い声が好きだった。お兄ちゃんの笑い声を単語にするならば「真実」だと思う。嘘のない、やわらかな笑い声だった。14歳のアンナは、両親と大学生のお兄ちゃんとの4人家族。アンナは、毎晩のように屋上の望遠鏡で星を見ているお兄ちゃんから、宇宙の話を聞くのが好きだった…。みずみずしい痛みと喜び、不安と成長、地上と星空。14歳だった全ての人に贈る青春小説。

著者等紹介

益田ミリ[マスダミリ]
1969年、大阪府生まれ。イラストレーター。漫画、エッセイなどさまざまなかたちで、女性の素直な気持ちを描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AKIKO-WILL

58
益田ミリさんの小説!!エッセイやコミックが多いけどこの小説は面白かった。男兄弟が居ないので読んでいてこんなお兄さんが居たらきっと自分ならブラコンになってしまうと思った。宇宙が大好きなお兄さんにかかれば、14歳で多感な時期なアンは、反抗期もそこまでひどくならずにすむんだな。赤毛のアンが大好きな母と宇宙が大好きな兄、35年ローンを返すたびに頑張る父とドーナツが大好きなアンナ。どこにでもいそうな主人公だけどとても身近に感じて読んでいて、自分の中学のときを思い出しました。ミリさんの小説もっと読みたいな。2016/09/05

ぶんこ

55
いつも通り漫画と思っていたら、著者初小説で読めてよかったです。14歳のアンナの世界が描かれていて、宇宙オタクのお兄さんと大雑把で赤毛のアン大好きなお母さん、元宇宙オタクだったのかな?な、35年ローンを抱えて真面目に働くお父さん。いい家族です。クラスでのグループの話は、最近の学生を舞台にした物語では定番になっているようですね。アンナが思うように確かに窮屈だけど、どうしても相性はあるしと複雑な気持ちになりました。宇宙オタクのお兄さんが素敵。土星の輪が串刺しのように見えるのが15年毎だそうで、一度は見てみたい。2016/10/06

しゅわ

34
【図書館】益田ミリさん初の小説です。十四歳という、もう子供ではない、でも大人でもない多感な時期の女の子・アンナちゃんを主人公に、学校のこと、家族のこと、恋のこと…etc…を描くお話。なんともいえない味のあるお兄ちゃんと、彼が語る宇宙の話が良いですね。いろいろ(自分では一人前の気持ちで)悩んでいたあの頃を思い出す物語でした。2013/10/03

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

31
益田ミリさんの初小説本。14歳の主人公、アンナの目線での学校、家族との関係など描かれている。友情、恋、家族との関係が思春期特有の情景が懐かしい気持ちになりました。宇宙オタクの兄の話が面白く、宇宙の雑学も学べました。2020/01/19

Rie

29
アンナは中学2年生。父と母、そして宇宙大好きな大学生の兄の4人家族。仲良しの友達のみずほ。14歳、思春期なんて軽々しく言わないでほしい、家族に対して、友達に対してもちょっとギクシャクしてしまったり自分をよく見せようとしてしまう。大人にはまだなりたくないけど認めて欲しい…。お兄ちゃんに癒される‼︎宇宙規模で物事を考えたら色々な事がちっぽけ。宇宙は永遠ではなく始まりも終わりもあるし生命もやはり永遠には続かない。素敵なお兄ちゃんがいるアンナが羨ましくなってしまう。2015/02/23

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