内容説明
「本当に“人を救う”ということは、その人が“自分の力”で生きていけるようにすることだ」自殺・家庭内暴力・家出・多重債務…。現代日本の地獄が集まる「新宿駆けこみ寺」で、1万人以上を救った男が語る「生きる力を強くする法」。
目次
第1章 日本地獄の縮図が見える「新宿駆けこみ寺」
第2章 死に向かう心を変える―自殺する人への言葉
第3章 普通の人の狂気―DV事件簿
第4章 家族という地獄―さまざまな家庭内暴力
第5章 金という悪魔―借金で死ぬことなどない
第6章 街に飲み込まれる人々―失踪/家出/家族放棄
第7章 私は覚悟という“人間の最後の武器”を教えるだけ
著者等紹介
玄秀盛[ゲンヒデモリ]
1956年、大阪市西成区生まれ。在日韓国人として生をうけ、「4人の母」と「4人の父」のもとを転々として育つ。中学卒業後、自動車修理工を皮切りに、すし職人、トラック運転手、葬儀屋、キャバレー店長など28の業種におよぶさまざまな職業を経験する。その後、建設、不動産、金融、調査業など10社あまりの会社をおこし、経営者の道へ。33歳のとき、酒井大阿闍梨のもとで得度。2000年、献血の際に白血病の保菌者だと判明。2002年5月、NPO法人日本ソーシャル・マイノリティ協会を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やまふみ
2
前半は揚々と読めたが後半はドロドロした内容で本を閉じてしまいました。しかし第2の玄さんみたいな人が現れるかと思うと難しい気がしました…2016/06/29
angelooo7
1
これを読んで、「為になる」という感想を持った私は、周りの環境に恵まれているのかなと思った。2014/07/27
きなこ
1
玄さん、どうぞ長生きしてください。いないと困ります。2010/11/29
和邇
1
”新宿救護センター”で日々、悩める人にアドバイスを与えている著者。その経歴からも、口先だけでは無い活動であることが見える。本書は具体的な相談内容、及びその解決策がいくつか紹介されている。自殺する人は、その前に読んでほしい。2009/11/03