内容説明
「カッパはカメか、人間か？」「口のないのっぺらぼうはどうやって食事する？」「化け草履のように無生物は生命をもち得るか？」など妖怪への素朴な疑問を生物学で解き明かす。妖怪をこよなく愛する分子生物学者が、空想と現実の境界を飛び越えて「異形の生物」を徹底考察。知的な面白さに満ちた「空想生物学」の世界へようこそ。
目次
第１章 カッパの進化生物学
第２章 付喪神の分子生物学
第３章 ぬけ首の生理学
第４章 ろくろ首の解剖学
第５章 輪入道の軟体動物学
第６章 のっぺらぼうの消化器学
第７章 人面瘡の細胞生物学
著者等紹介
武村政春［タケムラマサハル］
１９６９年三重県生まれ。名古屋大学大学院医学研究科博士課程修了。博士（医学）。東京理科大学准教授。専門は生物学教育ならびにＤＮＡ複製の生化学・分子生物学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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スプリント
3
典型的なトンでも本の構成です。参考出展もきちんと説明されており、水木しげる御大の挿絵も豊富に載っています。2014/03/21
チェーザレ
2
こじつけのトンデモ本だけど、まぁこんなもんかなと。面白かったと思う。2013/02/11
のの。
2
分子生物学者によるこじつけ読本。のっぺらぼうの消化器学と人面瘡の細胞生物学が特に良かったです。こういうのはどれだけ科学分を入れるかバランスが難しいなあと、個人的にはもう少し深くやって欲しいですが注釈が増えると生物学に明るくない人には敬遠されてしまうでしょうし。2009/09/16
竜王五代の人
1
怪獣の解剖図解みたいのを、妖怪と生物学をテーマに、もう少しまじめにやってみた、という体の本（想像解剖図もある）。ただ、現実からの飛躍度もインパクトもちと物足りない。2021/11/14
おだまん
1
あくまでもこじつけなので素直に笑えます。2009/09/05
