内容説明
呪いの貸本漫画『血で描く』が、ついに世に放たれた…学生・茅島は古書市で一冊の古い漫画を落札した。タイトルは『血で描く』。マニア垂涎の稀覯本だが、彼のもとを訪れた大学教授がいう。その本の持ち主は、かならず行方不明になるか、悲惨な死に方をする、と。誰にも認められず、世を恨んだ漫画家・沼波恭一が、自らの血をインクにまぜて描いた、呪いの貸本漫画だというのだ!茅島は疑念を抱くが、周囲で続々と犠牲者が出始めた…。
著者等紹介
唐沢俊一[カラサワシュンイチ]
1958年、札幌生まれ。作家・評論家。「と学会」中心メンバー。雑学、映画、貸本漫画、猟奇事件などさまざまなサブカルチャーに通暁(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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wakamoto1215
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ネットで評判だったので初読み。小説と漫画の融合?のような画期的?な手法なんだろうけど内容が小学生レベルのせいか全然面白くない。漫画にする意味無いじゃん。まあでも小学校の図書館にあれば納得だけどね。唐沢さんの本は何を読んでも外れなしなんて書いてあったけど、これじゃあ他作品も推して知るべしかな、もう手に取ることはないと思います。2017/06/27
圓子
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フツーに雑学本書いてたほうがおもしろいよー。優等生が勘違いしちゃった雰囲気。人物描写が下手です。あちこちに知識をひけらかすようなのもどうか。そして、ひどい校正ミス(初版本)を発見し、読みながら萎えてしまいました。2009/12/14
zazo嶋
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割と正統なラストに向けてストーリーが展開される安心して読める作品でした。でも作品の持つ妙なオーラには強引な展開や粗っぽさを物ともせずに突き進む魔性がたっぷりでかなり面白い!2009/05/31
ぷくらむくら
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このフージョンが面白かった2008/09/03