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ミモザ館でつかまえて(大島弓子が選んだ 〈1〉

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  • サイズ コミック判
  • 商品コード 9784840122726
  • Cコード C9979

出版社内容情報

漫画家デビュー40周年 数々の名作を世に送り出した巨匠・大島弓子が自ら選んだ決定版傑作選(全7巻)

■ポイント

大島弓子のエッセイコミック「グーグーだって猫である」が2008年9月に公開(主演:小泉今日子/監督・犬童一心)。巻中に映画監督・犬童一心の応援コメント収録。

■内容

大島弓子による少女漫画史に残る傑作の数々。収録作品は、表題作「ミモザ館でつかまえて」(第2回日本漫画家協会優秀賞)のほか、「収録作品は「野イバラ荘園」「F式蘭丸」「すべて緑になる日まで」「夏の終わりのト短調」「草冠の姫」「たそがれは逢魔の時間」「四月怪談」「赤すいか黄すいか」など。それぞれの作品を語った大島弓子描きおろしのエッセイコミックも収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shikashika555

43
*こんなこと言うとアレだが、大島弓子は神経症や統合失調症?のような症状をどうしてこんなに美しく漫画にするのだろう。 ものすごくぶっ飛んでファンタジックだけれども。 *「夏の終わりのト長調」の蔦子おばさんの怖さがなかなか身に迫る。一歩間違えば私もこうなっていたかもしれない怖さ。 *あと、作品発表当時は高校生のうちから結婚を見据えてのパートナー探しというのがよく見られたのだろうか。 大島弓子愛読者層は私より一回り近く上と考えると、そうかも。2023/07/02

NOVE

2
鉄は熱いうちに、そして大島弓子は処女のうちに読むべし。大島女史の描く少女は純真で、高潔で、そのうえ狂気を孕んでる。いや、狂ってこその少女か。本書に収録された『ミモザ』『野イバラ』は超初期作ということもあり、死で締めくくらねば少女性を確立できなかった苦心が見える。ところが『F式蘭丸』で一気に洗練。以降、女史は大胆に少女を狂わせていく。なかでも『ト短調』は、少女が主人公ではなく叔母というドンデン返しを喰らう超名作。この狂気を咀嚼し成長できるのは、同じく狂気を孕んだ少女の特権だ。もう一度言う。処女なら読め!2019/02/23

絵具巻

2
文京区立根津図書館で借りました。2016/09/08

K・J@マンガ専用

1
ここには社会に出る前の少女がそのまま描かれていて、そのまま肯定されていて、きっとこの本を必要な人がたくさんいて、その人に届けばいいなっ、て思った。2015/07/03

なつき

1
よく意味が分からないけれど、気になる存在。大島弓子さんの作品は私の中でそんな印象です。ふわふわしている実態のない切なさに、胸がきゅうと締め付けられます。切なくて悲しいけれど、読み終わったあとに少し希望が残る。「F式蘭丸」は特に大泣きでした。

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