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内容説明
シンデレラは境界性人格障害、グレーテルは摂食障害、マッチ売りの少女はセックス依存症！？おとぎ話のサイコセラピー。
目次
１ シンデレラ―境界性人格障害の愛と憎しみ
２ マッチ売りの少女―虐待とセックス依存症の果てに
３ ヘンゼルとグレーテル―ゆがんだ家族が生んだ過食と拒食
４ 白雪姫―健康なセックスのための性教育教材
５ はだかの王様―露出症の密かな愉しみ
６ ぶんぶく茶釜―性同一性障害者が望む本当の幸せ
著者等紹介
杏野丈［アンノジョウ］
５月生まれ。東京の大学医学部卒業。東京の大学医学部大学院修了。医学博士。現在東京で精神科医をしている。セクシュアリティ関係の論文や専門書を多数執筆するかたわら、たまに少女漫画評論をしたり、漫画のネタにされたりする。ペンネーム杏野丈としては、『シンデレラさん、お大事に。』がデビュー作となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
1
文体は極めてライト。内容はこれほどまでに童話を穿って見たものはないだろう。科学的根拠もなく、独断と偏見で決めつける物言いにはうんざりした。あとがきを読む限り、作者は意図的にこういう表現方法にしたようだが、それでもこじつけが酷過ぎる。2016/12/27
土方one太丹
1
精神科医の先生が書いた本なのですが、本人もおっしゃってるように故事付け的な部分が多いですね。自分の解釈のために物語を意訳してしている感じです。矛盾している点がいろいろあったり。治療法も、あまり説得力がないです。おとぎ話の世界を、無理やり現代に置き換えても仕方ないでしょう。精神疾患者に対しての偏見も見られて、個人的には気分がよくありませんでした。2014/08/14
つきと
1
無理矢理な解釈の連続。事実として書かれている事を無視する偏見。のみならず自身の患者への蔑視発言。作者の方こそ歪みがあるのではないでしょうか？フロイト流な精神科医。非常に気持ちの悪くなる見解の連続に呆れました。西炯子さんの４コマは面白い。2009/10/26
汽
0
私の担当医の先生の著書。実際に知っている人の本を読むというのはなんとも不思議な感覚。私が赤いリップを使えないのはそういうことか、と納得した。しかしあまりにもフロイト的な見方が強すぎるかも？後書きの自省も踏まえて良い勉強になりました。2017/01/22
Toshiyuki Maruyama
0
上杉謙信が女性だった、の流れから、この本を図書館でお取り寄せ。まあ、こじつけ多いけど、それなりに面白い。西炯子の漫画は大変良い。2015/03/03
