マイコミ新書<br> 電子書籍の真実

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マイコミ新書
電子書籍の真実

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  • サイズ 新書判/ページ数 199p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784839934859
  • NDC分類 023
  • Cコード C0236

内容説明

アップルの「アイパッド(iPad)」が発売されて以来、テレビや新聞、雑誌で「電子書籍」という文字を見ない日がありません。出版物・出版市場が大きく変化することになり、紙の出版物は今や文章や写真を世に送り出す独占的な媒体ではなくなっているのです。出版界は何らかの変化を迫られているわけですが、それはどのような変化なのでしょうか。本書は、電子書籍による出版界の変化をできる限り整理して、将来への課題を明らかにします。

目次

第1章 2010年電子書籍元年
第2章 日本の電子書籍の歴史
第3章 電子書籍とは何か
第4章 課題1―フォーマットおよび日本語の問題
第5章 課題2―流通の問題
第6章 課題3―権利の問題
第7章 電子書籍がもたらす出版の未来

著者等紹介

村瀬拓男[ムラセタクオ]
弁護士。1985年東京大学工学部土木工学科を卒業し、新潮社に入社。雑誌編集の後もっぱら映像や電子出版などの新規事業を担当。2006年弁護士登録し、出身会社である新潮社の法務を担当するほか、用賀法律事務所主宰として、映像、IT、出版系を中心とした企業法務を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トダ―・オートマタ

6
少し前にiPadが発売されて電子書籍が流行るのかとおもったら そこまで流行っていなかったのは、本書のような問題があったのだろうと思った。個人的には電子書籍は検閲で一斉に回収が可能になることが 一番危ないことだと思った。2012/02/27

ようこ

3
今の日本の置かれている電子書籍の状況について、フォーマット、流通、権利の課題を挙げながら解説してあり、わかりやすい。ただ、あとがきにもあるが既存のアナログ勢力の立場から書いたものであり、利用する立場からかかれたもの、新しい勢力からかかれたものをよんでみたほうがよいかもしれない。2010/08/28

london3

2
残念な感じの本。 既存のアナログ勢力の立場からこの本は書いたとなんども言い訳しており、著者自信も自分のコメントが苦しいのがわかっているのだろうな。 出版社の価値が文書のレイアウト力というなら さみしいことだ。 また、既存の本の話しばかりで、今後の本の展開が見えない。 また、本屋の販路としての重要性もといていたが、現状のCD屋の悲哀を認識しているのだろうか。 残念。2010/09/22

ちあき

1
新潮社で電子本を手がけ現在は弁護士として法務を担当する著者がまとめた新書。「このソツなくまとまっているけれど知的刺激をわざと与えまいとしているかのような抑制感は何だろう」と思いながら読んでいたが、思いついた。話の組み立て方も雰囲気も新人編集者向けの研修そのものなのだ。その意味では、「利用者の立場から書かれていない」という批判はないものねだりに近い(ぼくはむしろ文芸書中心の大手版元というバイアスの方が気になった)。フォーマット、流通、権利問題と電子書籍の課題はよく整理されており、読んで損はない本だと思う。2011/02/26

popo

1
読んでいて意見に偏りがあるなあと感じられる本でした。まあ、今まで関わってきた業界上、仕方ないといえる点もあるのでしょうが・・・。でも、電子書籍の抱える問題点なども見えてきてその点はよかったです。2010/12/02

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