マイコミ新書
奪われた性欲

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  • サイズ B40判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784839933159
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0236

内容説明

最近「婚活」「草食系男子」などの文字をよく目にし、団塊ジュニア以降の、結婚に積極的ではないセックスレスな男性が話題になる機会も多いです。しかし、結婚どころか、それ以前の恋愛やセックスの段階で、自分の欲望(特に性欲)の表出を自粛している男性たちの存在は、あまり語られていません。本書は、性欲を表出するチャンスを奪われたまま、そのさみしささえ自覚できなくなってしまいがちな「団塊ジュニア」以降の世代とその親世代を中心に、「本当にそのままでいいの?」という疑問をさしはさみながら、その原因を探ります。

目次

はじめに 自分の欲望を怖がり過ぎる男性の出現
第1章 性欲と性交欲の間にあるもの
第2章 あらかじめすれ違う男女
第3章 性欲を奪ったのは誰か?
第4章 「正当な性欲」に届かない男たち
第5章 草食系男子は結婚できない
第6章 肉食化も出会いも求めなければ「非モテ」
第7章 性欲を取り戻すために

著者等紹介

今一生[コンイッショウ]
1965年、群馬県生まれ。早稲田大学第一文学部除籍。1997年、『日本一醜い親への手紙』3部作をCreate Media名議で企画・編集し、ベストセラーに。『完全家出マニュアル』で造語した「プチ家出」は流行語に。2007年、東大で自主ゼミの講師を1年間務める。08年、「社会起業支援サミット」を企画・開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

6
ふーん、ネオテニー(幼形成熟)には一言も触れていないのか。精神論中心で思ってたのとは違った。2016/02/19

colocolokenta

3
同世代の著者による作品で、期待して読んだ。資料もまあまあ揃えていて、分析も当を得たものだった。肉食系、草食系というのも、詳しくは知らなかったので、まあまあ理解もできた。だが、若者自身に責任を求めるのはどうだろう。団塊世代による若年者搾取をはじめとする世代間の問題に踏み込んでいないことが残念。さらに著者も書いているうちになんだか、「今の若いもん」のふがいなさにいらだってきちゃって、最後は道場へ行け、って、確かにいいアイディアだが、ちょっと。「地下室の手記」を一読することをお勧めする。2010/01/18

ブラックココア

2
草食系男子ってヤバくね?という警鐘を鳴らした本。適切な形で女性に性欲をアピールできない男性は非常に多いと思う。なぜできないのかと言えば、「相手を傷つけるのが怖いから」そして大抵、『傷つけるのが怖い』は『傷つくのが怖い』の裏返しだったりする。セックスに限ったことではなく、お互いに傷つかないような関係なんてありえない。相手を傷つけてしまうことを知っているから優しくなれるのだと思う。もうちょっと世の中に肉食系男子(=自分の意見を主張できる男)が増えればいいのに。2013/04/15

J7W1

2
かつての新人類世代の著者がオヤジ目線で若年世代を批評しているだけ。結論が空手道場へ行けとは笑止。2010/04/03

にたす

2
よくある草食系/肉食系の話をちょっと深めに語る本かと思いきや、草食系男子に対する最後の提案がそれか? という印象。いきなりそれはちょっと厳しいのではないかと思う。2010/01/11

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