内容説明
誇りと、たぐいまれな謙虚さとを兼ね備えた最初のアメリカ人。インディアンの死生観は、人格や思想の中でみごとに貫徹している。インディアンフルート演奏音楽CD付き。
目次
「中心」への道、英知のことば
写真と「ことば」
大地に住み、祈ること
CD楽曲の解説
著者等紹介
フィッツジェラルド,マイケル・オレン[フィッツジェラルド,マイケルオレン][Fitzgerald,Michael Oren]
法学博士。インディアナ大学で北米インディアンの宗教・文化についての講座を受け持つ。編・著書多数。夫妻ともにアプサロガ族の養子となり、クロウ族の高名な精神的リーダーであった故トーマス・イエローテイルを初め、他部族の賢者とも親交がある。夫妻の共同編集による書籍がある
フィッツジェラルド,ジュディス[フィッツジェラルド,ジュディス][Fitzgerald,Judith]
工芸作家、グラフィックデザイナー。夫妻ともにアプサロガ族の養子となり、クロウ族の高名な精神的リーダーであった故トーマス・イエローテイルを初め、他部族の賢者とも親交がある。夫妻の共同編集による書籍がある
山川純子[ヤマカワスミコ]
翻訳者。アリゾナ大学美術史学修士修了。1990年から約8年間アメリカに滞在、アルバカーキ、トゥーソン、シアトルに住み、タオス、アコマ、ホピなどプエブロ・インディアン居留地を訪ねる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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テツ
19
様々な文化が様々な世界観と死生観を育んできた。自分自身を取り巻く世界への認識はそのまま自分が生きることとやがて死ぬことの意味とは何なのかという思考に繋がる。端的に言えば僕はネイティヴアメリカンの方々の世界に対する姿勢が好きなんだなと読み終えて再確認した。永遠に繋がる円環の一部として僕は存在している。世界に在るということは淋しさとは皆無なんだ。食い食われ生きてやがて死に大いなる円環に真なる意味で還元される。頭が痺れるくらいに幸せな世界観だよな。2017/12/19
カネコ
3
◎2014/10/25
メルセ・ひすい
2
15-04★オヒイェサ…生活・日常⇒絶対省けない!それは ゙祈り゙〓目には見えないが…永遠の存在 己の立ち位置を日々新たにする。。それば糧゙よりもズットズット大切かつ崇高 夜明けとともに起床し、モカシンを履き水辺へ、そこには澄み切った聖水が、顔から身体、禊がすむと明るくなった水平線をメザス誇りと、類まれな謙虚さとを兼ね備えた最初のアメリカ人。アメリカ中西部で狩猟・移動生活をしていた平原インディアン諸部族の首長たちが残した言葉と多数の肖像写真を収録。彼らの英知と魂の美しさを伝える讃歌。 奏:舩木卓也2011/04/10