阪南大学叢書
利害調整メカニズムと会計情報

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  • サイズ A5判/ページ数 232p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784839419868
  • NDC分類 335.43
  • Cコード C3034

内容説明

本書は、企業内部のコントロール・メカニズムがいかに有効に作用しているかを、得られる限りのデータを駆使して、検証することを目指す。コントロールに際して、経営者の行動を事後に評価する情報システムの力をどうしても借りなければならないが、本書は、評価に際して会計情報がいかに重要な役割を果たしているかを明らかにした。また、経営者報酬契約が利害調整メカニズムとしていかに機能するかを検討するとともに、会計情報の事後活用がそのメカニズムのなかで経営者行動にいかなる経済的影響を及ぼすかを考察した。

目次

第1章 財務会計の利害調整機能
第2章 経営者報酬契約と経営者インセンティブ
第3章 経営者報酬パッケージの構成要素とデザイン
第4章 経営者報酬と会計利益の実証的関係
補章 経営者報酬契約と利益マネジメント
第5章 業績報酬関係の対称性
第6章 予想利益と経営者報酬決定
第7章 経営者報酬と相対業績評価
第8章 役員報酬の上限改定と会計ベースのパフォーマンス
第9章 ストック・オプション制度導入に関する経験的証拠
第10章 経営者交代の決定要因

著者等紹介

乙政正太[オトマサショウタ]
1963年大阪市生まれ。1987年関西大学商学部卒業。1993年関西大学大学院商学研究科博士課程後期過程単位取得。阪南大学商学部専任講師。1996年阪南大学経営情報学部助教授。2002年阪南大学経営情報学部教授、現在に至る
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