誰が日本を支配するのか!?検察と正義

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784838721580
  • NDC分類 327.13
  • Cコード C0095

内容説明

「小沢事件」では検察捜査にほころびが見え、「村木事件」では検察の筋書きが崩壊した!政治資金規正法違反で逮捕された石川知裕元議員の獄中日記や佐藤優が石川知裕へ送った61通の応援メッセージも紹介しながら、「国家の正義」の象徴であるはずの検察の今を問う。国家に対して懐疑的な態度を取り続ける宮崎学と雨宮処凛が「国家の正義とは何か?」について語り合う対談も必読。

目次

1 検察崩壊(最初に描いた「ストーリー」を変えられない;「特捜」ゆえに陥る罠;時代の変化に取り残された捜査手法;検察は信頼を取り戻せるか)
2 石川知裕「獄中日記」―平成22年1月16日~2月5日(佐藤優さんから石川知裕さんへの応援メッセージ)
3 小沢一郎氏への想い(自分の進退の影響力;五千万円のことを忘れているだけかもしれない;自分を拷問してくれ。真実がわかるから;草むしり、鳥の世話、運転手;与えられるものがなくなれば、人は離れていく;大物・中川昭一に挑戦する;検事よりも厳しい弁護士;政治家の師弟関係はウェットなものではない)
4 何でも自己責任で人の人生を振り回すな!(自分の首を絞める者を支持する不思議;ずっと自己責任で生きてきた貧困層;第二のセーフティネットは使えるか;隣の人がクビになれば、自分の首がつながる;もはや日本で怒りの火炎瓶は飛ばない;非正規雇用者と正社員は連携できるか;メディアに消費され尽くした貧困;共同体のないところに生まれる空気;新自由主義の世の中に逆戻りするのか;自己責任論の呪縛を解け)

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年1月18日、埼玉県生まれ。同志社大学大学院神学研究科修士課程修了後、外務省入省。分析のエキスパートとして力を発揮し、対ロシア外交の最前線で活躍。「戦後最強の外交官」「外務省のラスプーチン」などの異名をとる。2002年5月、背任容疑で逮捕。東京拘置所に512日間勾留される。逮捕の後も辞職はせず、失職までの執筆時の肩書きは「起訴休職外務事務官」。’05年に発表した『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)で第59回毎日出版文化賞特別賞を受賞

魚住昭[ウオズミアキラ]
1951年10月25日、熊本県生まれ。一橋大学法学部卒業。共同通信社社会部で司法記者として東京地検特捜部、リクルート事件などを取材。’96年退社し、フリーのノンフィクション作家に。同年、共同通信社会部のチームで書いた『沈黙のファイル―「瀬島龍三」とは何だったのか』(共同通信社)で日本推理作家協会賞受賞。2004年、『野中広務 差別と権力』(講談社)で講談社ノンフィクション賞受賞。’06年より、佐藤優、宮崎学らとメディア勉強会「フォーラム神保町」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

25
10年前の出版。検察の捜査手法を批判的に記す対談、小沢一郎氏秘書石川知裕氏の「獄中日記」など多士済々の顔ぶれで最後は小沢一郎年表?も。「検察は海賊船。ウソをつくのが奴らの仕事だ。取引の話に絶対乗るな。2010年2月2日07:19 佐藤 優」獄中の石川氏への佐藤氏自筆の応援メモの数々が生々しい。2020/06/13

がんぞ

1
小沢一郎は佐藤優の弁疏で復活した?俺は佐藤優を尊敬しているが、実際のところ民主党政権は日本のために良かったんだろうか。小沢一郎の事件は検察が権力者の資格があるかを試すため東京地検特捜部が石川知宏議員を責め立てたという主旨。朝日新聞など、秘密保護法にさかんに警鐘を鳴らしているが国民の安全のために《守るべき秘密》があることは疑いない。創価学会信者はよく「池田先生に守られている」「先生ありがとう」と言う、北朝鮮で独裁者賛美するように。親が子を守るように、君主が国民を守るのが「支配している」ということなのだろう。2013/11/15

Rook(るーく)

0
石川さんの獄中体験記にみる検察崩壊と小沢一郎氏の話題、次に貧困層の話題で前半後半が一冊の本とは思えないような内容。締めに小沢一郎年表が来てびっくりしたが、ここ近年の時代の流れはやはり小沢氏を観ないと分からないのだろう。個人的には雨宮さんが右翼活動も続けたいながらかなり冷静に貧困の現状を分析していて考えさせられた2012/07/01

ブルドック

0
石川議員の獄中ノートとインタビュー、支援する佐藤氏のメモがとても興味深かった。2011/03/11

大森義範

0
この時期タイムリーに上梓された本だなと思う。個人的には高校のOBの石川氏の獄中日記と対談が載っていたので購入してみた。石川氏が逮捕されたとき庶民がわからないところで何が起きていたのか?気になったからだ。 第2章:西松事件で逮捕された衆議院議員石川知裕氏の獄中日記。ラ・サール時代(函館だけど)に戻ったようだという表現に経験者としては獄中の状況が非常にわかりやすかったと同時に苦笑。拘禁反応か?だんだん疲労して無気力になっていくさまがわかる。2010/09/26

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