誰が日本を支配するのか!?政治とメディア

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784838721566
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0095

内容説明

自民党から民主党への政権交代、鳩山政権の崩壊と菅内閣の誕生、7月11日に行われた参院選での民主党惨敗…。「迷走」を続ける日本の政治はどこへ向かうのか?そして、政権交代を機に加速し始めた、メディアやジャーナリズムの危機は救えるのか。

目次

1 日本の政治はどこへ行くのか?(イエスは“ずるいおっさん”;お金を払ってモノを買うことに疑問を持たないことが「思想」;ナショナリズムは人類の原罪;野中広務と耐エントロピー;普天間飛行場移設問題の深層;徴税と国家;誰の利益も代表しない民主党政権;脱官僚を掲げた官僚体質の政党;南北朝時代と小鳩政権;菅直人の権力基盤)
2 鳩山政権崩壊、菅内閣誕生の舞台裏(鳩山下ろし;首相になる気だった小沢一郎;官僚にコントロールされた普天間問題;政治からカネの問題がなくなれば、世の中よくなるのか?;政権交代でメディアは変わったのか?;菅政権はどこへ行く?;参院選を終えて)
3 政権交代でメディアは変わったのか
4 「最小不幸社会」の政治経済学(小泉政治否定を原動力とした政権交代の実現;米官業による日本政治支配の構造;最小不幸社会を目指す政策とは;自助重視vsセーフティネット重視;最重要の労働市場構造改革;言葉遊びの域を出ない「第三の道」論;隠し切れない大企業減税=庶民大増税政策の矛盾;主権者国民政権の樹立に向けて)

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年1月18日、埼玉県生まれ。同志社大学大学院神学研究科修士課程修了後、外務省入省。分析のエキスパートとして力を発揮し、対ロシア外交の最前線で活躍。「戦後最強の外交官」「外務省のラスプーチン」などの異名をとる。2002年5月、背任容疑で逮捕。東京拘置所に512日間勾留される。逮捕の後も辞職はせず、失職までの執筆時の肩書きは「起訴休職外務事務官」。’05年に発表した『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)で第59回毎日出版文化賞特別賞を受賞

魚住昭[ウオズミアキラ]
1951年10月25日、熊本県生まれ。一橋大学法学部卒業。共同通信社社会部で司法記者として東京地検特捜部、リクルート事件などを取材。’96年退社し、フリーのノンフィクション作家に。同年、共同通信社会部のチームで書いた『沈黙のファイル―「瀬島龍三」とは何だったのか』(共同通信社)で日本推理作家協会賞受賞。2004年、『野中広務 差別と権力』(講談社)で講談社ノンフィクション賞受賞。’06年より、佐藤優、宮崎学らとメディア勉強会「フォーラム神保町」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sachiho

2
ロシア外交のエキスパート佐藤優さんとの対談がなかなか興味深くて(*^^*) 久しぶりにこんな深くて内容が濃い本を読んだので面白かった!2011/01/10

ブルドック

2
青木理氏の文章は、秀逸と思った。2011/03/11

びわまる

2
第3章の「政権交代でメディアは変わったのか」という青木理氏による論考を特に興味深く読んだ。なぜこれほどまでにメディアが、検察の提灯持ちのようになってしまったか、歴史的な経過も見ながら考察している。記者クラブ制度の弊害や、繰り返される当局追随の報道などが、政権交代によって改めて激しく批判はされているものの改善の気配はない。むしろ大手メディアは今まで通りであろうと全力で保身に走っている様に思う。でもきっと既存メディアの中にも志のある人がいることに期待をしたい。メディアが変わらないと、この国は亡びる。2011/02/03

Isamash

0
佐藤優及び魚住昭・責任編集の2010発行本で青木理も執筆。いつもながら官僚は収奪する階級、堀江事件を貨幣をめぐる国家と社会との間の激しい戦いと捉える、或いは普天間飛行場移設問題の本質は差別と説く、佐藤優の論考は本質的で感心させられる。民主党が、マルクス主義よりも国家社会主義的な要素が強く国家論が不在で、日本が強い国家なのだという認識の無さ、即ち日本が食物連鎖の上位にいるという位置付けができていないとの指摘も的を得ていると思った。青木氏のメディアが検察と一体となり事件化し体制維持に貢献してるとの自戒に同意。2021/07/15

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