あの声優が読むあの名作

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  • サイズ A5判/ページ数 93p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784838721399
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

ベストセラー『声に出して読みたい日本語』の著者・齋藤孝が厳選。あの名場面がこの人の声でよみがえる。

目次

吾輩は猫である(夏目漱石(朗読・杉田智和))
それから(夏目漱石(朗読・田中理恵))
こころ(夏目漱石(朗読・石田彰))
夢十夜(夏目漱石(朗読・平野綾))
駈込み訴え(太宰治(朗読・石田彰))
ヴィヨンの妻(太宰治(朗読・平野綾))
人間失格(太宰治(朗読・杉田智和))
斜陽(太宰治(朗読・田中理恵))
金色夜叉(尾崎紅葉(朗読・杉田智和))
蟹工船(小林多喜二(朗読・石田彰))〔ほか〕

著者等紹介

齋藤孝[サイトウタカシ]
明治大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒロ@いつも心に太陽を!

27
個人的には◎評価!!確かに「読んだ」と言っては語弊がありそうですが、名作から抜粋された声優さんの朗読箇所が本には載せられており、それに加えてあらすじや作者のこと、時代背景も簡単にまとめられていて、古典文学の入門書的な本としてもちょうどいいのでは。なんといっても朗読の声にうっと・・・じゃなくて、聞き入ってしまった!眠りにつく前にこのCD聞きながらその場面を思い浮かべていたら続きが読みたくて仕方なくなり、次に図書館へ行ったら借りたい本が増えてしまった☆2010/09/20

うかんるり

8
朗読CD付属の本。夏目漱石、太宰治から樋口一葉まで、近代日本文学の抜粋の朗読を楽しむことができる。2021/02/10

於莵丸@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

7
これは読むというより聞く本…かもしれません。しかし“文字を読む”のでなく、“言葉を読む”という観点なら、正しく“読む本”です。黙読と音読。“言葉”には、文字と音(声)との伝達手段があるって事、忘れてました。文字を声にしたときの間や声の強弱、声の震え。そして声の質。頁に整然と配置されている言葉――活字から溢れ落ちているもの、文字の連なりでは表現しきれない言葉の美しさを、そっと拾い上げて手渡して貰った感覚です。改めて名作の素晴らしさと威厳を感じました。→2010/11/04

びっぐすとん

6
図書館本。読メレビュー見て。読んだというより聞いただけど。朗読を聞くなんて中学国語の『平家物語』以来。『銀魂』を見ていたので、石田さん・杉田さんはそれぞれヅラと銀さんに聞こえたけれど、石田さんの「駆け込み訴え」杉田さんの「人間失格」が良かった。残念なのはどの話も短い所かな。もう少し長いと全体が分かって良かったかも。名作に触れるきっかけにはなるかな。女性陣は声が可愛すぎたかな?「たけくらべ」なんて目で読んでても噛んで(?)しまうので、さすが声優さんはプロだなと思った。2017/07/22

anemone

5
就寝前に良しッ♪『夢十夜』瞳を閉じて幻想風景を追えるのは、朗読ならでは。『駈込み訴え』イメージはもう少し泥臭い声なんだけど、震える語尾に滲み出た苦悩が凄い。作中の憎→愛→憎と展開する箇所が好きなので、そこが無いのは残念。『羅生門』うわぁ、凄くいい…!『金色夜叉』激昂する貫一を想像していたので驚いた。抑えた声から伝わる絶対零度の怨恨。『山月記』思春期に読んでギクリとした記憶が。こうした朗読で理解させるのも有りかも?『銀河鉄道』目映い景色に響く声音の無邪気さゆえに、哀しみの余韻は深い。2010/10/05

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