内容説明
ある日突然、知らない人から電話があった。それから始まる７日間。７つの場所へと新しい自分に出会う旅に導かれていった。魂を揺さぶる父と子の感動物語。
目次
１日目 築地にて―時間を共有する
２日目 日本橋千疋屋にて―継続する
３日目 札幌モエレ沼公園にて―脳の回路を変える
４日目 ＪＲ五日市線東秋留駅にて―損得を考えない
５日目 長崎軍艦島にて―既存の価値を疑う
６日目 香川県直島にて―欲望の数を減らす
７日目 ザ・リッツ・カールトン東京のラウンジにて―同じ目線で見る
著者等紹介
米山公啓［ヨネヤマキミヒロ］
作家、医師（医学博士）。聖マリアンナ医科大学医学部卒業、元聖マリアンナ医科大学第２内科助教授。１９９８年２月に退職。本格的な著作活動を開始。医学ミステリー、小説、エッセイ、医療実用書などを手がける。現在も東京都あきる野市の米山医院で、診療を続けながら、年間１０冊以上のペースで書き続けている。現在までに２２０冊以上を上梓。講演会、テレビ・ラジオ出演をこなし、世界中の客船を取材している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
30
医師である著者に医師である父が亡くなった時に伝えた話。各章にまとめがある構成は内容の復習になるのでとても良い。ただ肝心の中身については薄く年間10冊ペースで今まで200冊以上上梓しているうちの一冊という希薄さ感は拭えない。当たり前と言えば当たり前かもしれないけど著者による著者の為に書かれた記録を垣間見せられた感覚。「幸福への道は欲望の数を減らすこと」という内容の文章があったが欲望を作品に置き換えると一冊に入魂した方が良いという自戒も含まれてるのか。自分では気が付かないものなのか私には分からない。★★☆☆☆2023/01/15
ジュール リブレ
7
父の没後に父の親友に1週間を預けて、そして見つける新たな価値観。すべてが頭に入るわけではないけれど、自分の見方を広げるのは大事だな。2013/04/24
やし
3
この筆者の本は初めてです。ちょうど人生の折り返し地点で、振り返りつつゆっくりこれからを考えるヒントのような本。ま、たまにはこういう本もいいかなと。大切な人と共有する時間のありがたさ、継続することそれ自体が貴重であること、自分の時間を他人のために使う意味、損得とは違う価値観、既存の見方や考え方を疑うことの重要性、欲望の数を減らすことで見えてくるもの、同じ視線、目線で始める人付き合い、といったことがこれからの人生を考えるヒントとして散りばめられています。お薦めほどではないけど、悪くないなあという意味でお薦め笑2010/04/30
みゆう
2
自分の頭では理解できる本ではなかった。各章に要点が書いてあるが、それを理解し当てはめる、考える力も不足しているのかも知れない。 2022/12/12
りんふぁ
2
ちょっと尻窄み感が。悪くはないけれど、なんとなく消化不良な感じ。2019/09/07
