内容説明
1929年の状況、あまりに今と似ていませんか?
目次
Prologue はじめに
1 恐慌前のアメリカ経済
2 恐慌が始まった
3 ルーズベルトのニューディール
4 そのとき日本は
5 これからどうなる
Epilogue おわりに
著者等紹介
池上彰[イケガミアキラ]
1950年長野県松本市生まれ。慶應義塾大学卒業後、1973年、NHK入局。2005年まで32年間、報道記者として、さまざまな事件、災害、消費者問題、教育問題などを担当する。1994年から11年間は、「週刊こどもニュース」のお父さん役としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コダマ
3
タイトルに偽りなし。すげー分かりやすい。2017/06/16
M_Study
3
大恐慌の時代背景やその後の歩みが端的にまとめられている。本書では2008年の金融危機と対比しているが、リーマンショックから9年経った今でも当てはまるように思う。金融危機は脱したものの未だ好調とは言えない世界経済、金融緩和による資産バブルと貧富の差の拡大、そしてトランプ政権に代表される保護主義の台頭。どこか既視感を覚えるのは気のせいだろうか?2017/02/11
伊崎武正
3
こっちの方が「金融危機」のやつよりややわかりやすいような気もした。2015/04/09
メイロング
3
すでに池上彰は「わかりやすい」のブランド。決して専門的になりすぎに、二つの恐慌を対比させていく。それだけではなく、その先にどうするべきかという見解と、ただ(過去の成功例を)真似だけすればいいという安易な結論を許さない姿勢が気持ちいい。厚さと中身は比例しないというお手本のような本ね。経済学だと常識なのかしら、「紙幣とは中央銀行にとって『商品』だから価値が下落するインフレを恐れる」というのは目から鱗。2009/09/25
みゆき
2
難しい話だけど、解りかりやすく書いてあって、スラスラ読めた。2015/12/30